2022.09.23
8月8日、「FIBAバスケットボールワールドカップ2023アジア地区予選 Window4」の直前合宿に参加している比江島慎(宇都宮ブレックス)が、記者会見に応じた。
今月13・14日に行われる「Softbankカップ」でイランと、同25・30日に行われる「FIBAワールドカップ2023 アジア地区予選Window4」ではカザフスタン、イランと対戦する男子日本代表。比江島はイランを「アジアの強豪国であることには間違いないし、世界と戦うには越えなければいけない壁」とし、「アジアカップでは負けているので、そこから成長を見せるチャンス。しっかりと自分たちのバスケをやって勝ちたい」と意気込みを語った。
比江島は選外となったアジアカップを「全部チェックしていました」といい、「僕が参加していた時よりももっとチームで共通意識を持って、全員で動いていた。ディフェンスの強度は高かったし、そこから速攻につながっていた」とコメント。「その中でも流れが悪い時は少なからずあったと思うので、そういった時に自分のドライブは生きてくると思いながら見ていました」と自身の特長と代表のプレーを重ね合わせていたようだ。
昨シーズン比江島はレギュラーシーズン51試合の出場で平均11.5得点をマーク。チャンピオンシップでは平均得点を18.7まで伸ばし、宇都宮を2度目となるBリーグ制覇へ導いた。まさしくエースたる活躍を披露したが、代表では「特別な意識はない」と明言。「ただ、いろいろな経験はあるし、それはしっかり還元できると思う。流れが悪い時は打開できる自信があるので、仕事ができるように心がけています」とベテランらしくチームに貢献する考えを示した。
ただ、3ポイントシュートを多投する日本代表のスタイルには戸惑う場面もあるようだ。
「自分がドライブを試みようとしても、トム(ホーバス)さんからすればシュートを打ってほしいと言われます。少しのズレができたら打つというマインドチェンジをしないといけないのが課題です。ドライブが必要な時もあるが、まずは3ポイントシュートを狙わないといけない。3ポイントシュートが8、ドライブが2くらいの感覚でいこうと思っています」
昨シーズンチャンピオンシップ最優秀選手賞を受賞するなど大活躍を見せた比江島。今回の代表戦ではどのようなパフォーマンスを披露してくれるのだろうか。
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