2023.07.08

日本代表は強化試合に快勝も…チーム最年長の比江島慎「W杯と親善試合は全く違う」

チャイニーズ・タイペイ戦に出場した比江島 [写真]=伊藤大允
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 7月8日、「バスケットボール男子日本代表国際強化試合2023 静岡大会」が浜松アリーナで開催され、男子日本代表(FIBAランキング36位)はチャイニーズ・タイペイ代表(同69位)に108-86で勝利。試合後に比江島慎がメディアの取材に応じた。

 トム・ホーバスヘッドコーチから「ペースを上げてほしい」と送り出された比江島は、第2クォーターからコートへ。10分36秒の出場で3ポイント1本を含む5得点1リバウンドと、際立った成績ではなかったが、戦況に応じたプレー選択でフォア・ザ・チームに徹した。

 長らく日本バスケットボール界のトップを走ってきた比江島も、今回の代表ではチーム最年長の32歳。チームメートとの“イジりイジられ”の関係は不変だが、「状況を見てじゃないですけど、ドライブが必要なときはドライブを仕掛けたり、カッティングの動きとか、もっともっと精度を上げていかなきゃいけないところもある。そこも意識しながら」と、ベテランならではの立ち居振る舞いも意識しているという。

 この日はチャイニーズ・タイペイに快勝したものの、「(W杯本番は)相手が対策してきますから、ワールドカップと親善試合は全く違う。止められたときを想定してもっとやっていかなければいけないと思う。止められて1対1になるのが怖いところ。もう全然違います」と比江島。

 世界の厳しさを知るベテランは、8月25日のワールドカップ開幕へ向けて、さらにブラッシュアップが必要だということも強調した。

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