2023.07.08

「彼の3ポイントは本当にスペシャル」チーム最多18得点の馬場雄大も感嘆

チーム最多18得点を挙げた馬場雄大 [写真]=伊藤大允
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 7月8日、「バスケットボール男子日本代表国際強化試合2023 静岡大会」が浜松アリーナで開催され、男子日本代表(FIBAランキング36位)はチャイニーズ・タイペイ代表(同69位)に108-86で勝利。試合後に馬場雄大がメディアの取材に応じた。

 先発出場した馬場は、第1クォーターの立ち上がりから海外組の貫禄を示すプレーを披露した。「最初から全力で自分のできることを表現しようと思っていた」と振り返った通り、鋭いドライブでチーム初得点を挙げると、自ら長距離砲も狙いつつ、富永啓生(ネブラスカ大学)の連続3ポイントもアシスト。久々の実戦だったが、23分12秒の出場でチーム最多タイの18得点、5アシストをマークした。

 チームの中心選手として存在感を示した馬場が思わず唸ったのが、12分38秒の出場で4本の3ポイントを決めた富永のプレー。同じ海外組として初めて共演したという馬場は「いやあ…すごいですね」と感嘆の声を漏らし、次のように話した。

「トムさん(ホーバスヘッドコーチ)は自分のスペシャルを披露してくれと言うんですけど、彼の3ポイントは本当にスペシャル。空いていたらすかさずパスをして、彼に気持ちよくプレーしてもらうのも一つ。トムさんが3ポイントを求めているのもあるので、すごく頼もしいです。ワールドカップに行っても世界で通用するシューターだと思います」

 また、今回の代表合宿中には八村塁のワールドカップ出場辞退も発表されたが、「塁どうこうというのはあまり選手たちは考えていなくて、トムと今までやってきたことをやれば光は見えると思っている。そこはあまり心配いらないと思う」と頼もしい一言。

 現在のチーム状況については、ホーバスHCの戦術が浸透しつつあると手応えを口につつ、「練習ほどのクオリティのディフェンスは見せられていない。これから試合を重ねて、練習でやっているようなことを表現できるようになっていくと思う。1試合1試合の変わりようをぜひ皆さんに見てもらいたい」と話した。

 日本代表は今後、9日にチャイニーズ・タイペイと強化試合を行い、7月末の韓国遠征、8月の強化試合5試合を経て、8月25日に開幕する「FIBAバスケットボールワールドカップ2023」に出場。ワールドカップでは「パリ2024オリンピック」の出場権獲得を目指し、1次ラウンドでドイツ(同11位)、フィンランド(同24位)、オーストラリア(同3位)と対戦する。

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