2023.09.09
8月15日、日本バスケットボール協会は公式Youtubeチャンネルを更新し、日本代表の裏側に迫る密着動画コンテンツ『INSIDE AKATSUKI』を公開。15日から有明アリーナで行われる国際強化試合3連戦「SoftBank CUP 2023(東京大会)」に向けて調整する代表選手たちの様子を伝えた。
強化合宿が始まって約2カ月、否応にも選手選考サバイバルへの意識が強くなるなか、各選手たちは独特な緊張感を感じながら日々トレーニングに打ち込んでいるようで、原修太は「正直難しさはあります」と率直な心境を吐露しつつも、「僕は結構楽しめている。(笑)ダメだったらダメで、決めるのはコーチ陣なので」と笑顔。
惜しくもこのインタビュー直後にメンバーから外れてしまった金近廉も、「トムさん(ホーバス ヘッドコーチ)もチームを第一に考えてほしいと言っていた。個人の選考もあるけど、チームのことを優先してやれている」と、濃密な日々を振り返った。
各選手がワールドカップ出場切符を争うライバルではあるものの、雰囲気の良さを感じさせる一幕もあった。チーム練習が行われた8月11日、比江島慎の誕生日を祝うべく、川真田紘也が生クリームを顔に塗りたくって登場。チームメートが爆笑するなか、大先輩の顔に容赦なくパイ投げを敢行した。
33歳になったチーム最年長の比江島は「ここまで来たら誕生日だからといって、なんとも思わないですけど、33歳でもここ(日本代表)でやれていることは幸せだな、と感じています」と、あらためて日本代表の一員であることの意味を噛み締めた。
12日に行われたアンゴラ代表との10分x4本形式の練習試合では、4本中3本に勝利し、合計スコア76-68と勝った日本。NBAプレーヤーの渡邊雄太が約2カ月ぶりの対外試合で、チーム最多の17得点をマークするなど、攻守に渡って存在感を示した。
試合を終えた渡邊雄太は「25日までに100%に持っていければ」と、あらためてワールドカップ1次ラウンド初戦のドイツ戦に照準を合わせていることを明かし、「今日は第1クォーター終わった時点で結構疲れていましたけど、計画通りというか、これくらいだろうなと思っていたので。順調に自分で思っている通りに来ているかなと思います」と順調な調整ぶりをアピールした。
チームとしてのパフォーマンスに関しては、「リバウンドを取りきれていないのが、ずっとうちの課題。僕も含めて全員でボックスアウトしてリバウンドを取りきらないといけないと思います」と課題も挙げつつ、「強さで負けてしまった部分はあったかもしれないけど、(フィジカルコンタクトを)嫌がっている選手はいなかった」と手応えも口にした。
また、トム・ホーバスHCは、アンゴラとの練習試合が貴重な実戦調整の機会になったことを強調し、15日から始まるワールドカップ前最後の3戦では、「ニュージーランド戦、韓国戦で見えた弱いところを直したい」とコメント。「今日は練習で教えたことに関しては良かったと思う。でもアンゴラのガードがフルコートプレッシャーをかけてきて、そこからうちのリズムがちょっと崩れた。そこを練習して15日(アンゴラ戦)にもっともっと良いバスケットをやりたい」と、ワールドカップ本番へ向けて、さらなるブラッシュアップを誓った。
日本は今後、15日に有明アリーナで行われる「SoftBank CUP 2023(東京大会) バスケットボール男子日本代表国際強化試合」の初戦でアンゴラと再戦。17日にフランス代表(同5位)、19日にスロベニア代表(同7位)と対戦し、25日開幕の「FIBAバスケットボールワールドカップ2023」に挑む。
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