2023.08.29
8月28日、「FIBAバスケットボールワールドカップ2023」1次ラウンドグループB第2戦が行われ、日本代表(FIBAランキング36位)とパリオリンピック出場権獲得を争う中国代表(同21位)が、69-89で南スーダン代表(同62位)に敗れ2連敗。日本代表にさらなる追い風が吹いてきた。
26日の1次ラウンド初戦で格上のセルビアに63-105で敗れていた中国にとっては、是が非でも白星が欲しい一戦だったが、第1クォーターから14-22と主導権を奪われると、その後は追いかける苦しい展開が続き、10点ビハインドで突入した最終第4クォーターに突き放された。
中国はワールドカップ出場10度を誇るアジアの強豪。近年はかつての輝きを失いつつあったものの、今大会直前にはNBAプレーヤーのカイル・アンダーソンの帰化が認められ戦力アップ。ワールドカップ初出場の南スーダンはアフリカ予選1位で勝ち上がってきた実力国だが、戦前に発表されたFIBAパワーランキングでは中国が21位、南スーダンが22位と評価されていた。
日本代表は今大会のアジア最上位に与えられるパリオリンピック出場権獲得を目指しており、1次ラウンドのグループが異なる中国も競争相手。日本代表は29日のオーストラリア代表(同3位)戦の結果次第で17-32位決定戦に回ることになるが、アジア内でのパリ五輪出場権を巡っては勝ち星、得失点差、得点数も引き継がれることになっており、ここまで2連敗している中国やフィリピンらの成績も日本の命運を左右することになる。
現時点で1次ラウンドで白星を挙げているアジアの国は日本のみ。前夜の歴史的1勝をアドバンテージに、パリ五輪出場へ向けて、また一歩前進した。
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