バスケW杯日本代表の渡邊雄太「雰囲気最高でした」“空席問題”からチケ再販、大声援も力に金星

大観衆の後押しも力に金星を挙げた日本代表［写真］＝fiba.basketball

　8月28日、バスケットボール男子日本代表の渡邊雄太が公式X（旧Twitter）アカウントを更新し、前夜の「FIBAワールドカップ2023」1次ラウンド・フィンランド戦の応援に駆けつけたファンへの感謝の思いを綴った。

　25日に沖縄で開幕したワールドカップ。日本代表の1次ラウンド初戦・ドイツ戦では、一般向けの客席が完売だったにも関わらず空席が目立っていたことが物議を呼び、該当エリアについて、FIBAは「複数の法人により購入された座席」だったと説明。27日のフィンランド戦が目前に迫るなか、急きょ試合入場券が再販売される異例の事態となっていた。

　迎えた27日、試合会場の沖縄アリーナには赤い応援グッズを身に着けた多くの日本代表ファンが駆けつけ、最大18点ビハインドからの大逆転劇を後押し。ワールドカップでは過去11戦全敗だったヨーロッパ勢を相手に、日本一丸で歴史的な1勝をつかみ取った。

　“空席問題”について、ドイツ戦後にSNSを通じて苦言を呈していた渡邊は「いや、もう僕は相当怒っていた。考えられなかったので」とフィンランド戦後に振り返りつつ、「トム（ホーバスヘッドコーチ）が記者会見で言ったことと、僕のツイートの効果があったのか、本当に皆さんのおかげです。直前にも関わらず皆さんがチケットを買ってくれたり、もともとチケットを取ってくださっていた皆さんが一丸となって僕たちのことを応援してくれたので、感謝しています」とコメント。

　さらに一夜明けた28日、渡邊は公式Xアカウントを通じて「昨日の雰囲気最高でした」と、あらためて感謝の想いを綴り、「次戦もお願いします」と、さらなるサポートも呼びかけた。

　今大会のアジア最上位に与えられるパリオリンピック出場権獲得を目指す日本代表は、29日20時10分開始予定の1次ラウンド最終戦でオーストラリア代表（FIBAランキング3位）と対戦。試合の模様はテレビ朝日系列で生中継、DAZNとTVerでライブ配信される。