2026.05.10
11月6日、「りそなグループ B.LEAGUE 2026-27 B.LEAGUE PREMIER リーグ戦」がゼビオアリーナ仙台で行われ、仙台89ERSがアルバルク東京を96-69で下した。東地区上位同士の一戦を27点差で制した仙台は、シーズン成績を11勝4敗とし、東地区1位に浮上した。
仙台は試合開始から主導権を握り、第1クォーターを24-10とリード。第2クォーターはA東京の反撃を受けたものの、43-32と11点差を保って試合を折り返した。後半もリードを譲らず、最終クォーターを31-18で上回って勝利を決定づけた。
オフェンスではセルジオ・エル ダーウィッチが22得点12リバウンド8アシストとトリプルダブルに迫る活躍を披露。ジャレット・カルバーが20得点9リバウンド6アシスト、ジェイク・レイマンが18得点9リバウンドを記録し、3選手だけで計60得点を挙げた。チーム全体でも3ポイントシュート37本中16本を成功させ、43.2パーセントの高確率をマークした。

仙台の指揮官ダン・タシュニー[写真]=B.LEAGUE
試合後、仙台はクラブ公式Xを通じて、ダン・タシュニーヘッドコーチの記者会見コメントを公開。準備してきた内容を選手たちがコート上で遂行したことを評価し、「本当に良いプレーができたと思います。選手たちは高い集中力を持ち、用意したゲームプランやスカウティングレポートに忠実にプレーしてくれました。3ポイントシュートも決まり、素晴らしいゲームだったと思います」と振り返った。
その一方で、A東京が一昨日にチャイニーズ・タイペイでの試合を終え、長時間の移動を経て仙台戦を迎えていたことにも言及。「そのスケジュールを考えると、疲労があったことは間違いなく、正直に言えば、私たちにアドバンテージがあったと思います。ただ、それは私たちにも、彼らにもコントロールできないことです。そうした状況も含めて、自分たちが素晴らしいプレーをして勝利をつかめたことは、非常に大きかったと思います」と、相手の状況も踏まえながら勝利を受け止めた。
試合後のロッカールームでは、A東京の攻撃を69得点に抑えた守備を称賛し、「リーグで最多得点のチームを、これだけの得点に抑えることができた。それはコミュニケーションとか、自分たちがやるべきことをやった結果」とコメント。
続けて、一度の快勝や東地区首位という結果に満足せず、高い水準のプレーを継続するよう選手たちへ求め、「ここで満足しないで、やり続けよう。グレートチームというのは、こういう試合を一度だけするんじゃなくて、やり続けられるチームがそういうふうに言われる。自分たちはそういうチームになりたい。グレートチームになりたいんだったら、やり続けよう」と呼びかけた。
その後、タシュニーHCはロッカールーム内で、この日のチームMVPとして渡辺翔太の名前を挙げた。渡辺は11分02秒の出場で6得点、2リバウンドを記録。指揮官から評価を受けた渡辺だったが、自身ではなくタシュニーHCこそMVPにふさわしいとして、次のように語った。
「最後にも言ったんだけど、昨シーズンからいる人たちは分かると思う。昨シーズンは三河に2連敗して、今シーズンはアビー(シェーファーアヴィ幸樹)とジェイク(ジェイク・レイマン)が来てくれて、向こうのヘッドコーチとダン(ダン・タシュニー)が親友ということもあって、ダンの思いはすごく強かったと思う。昨シーズンはすごく悔しかったと思うし、今日こうやってみんなで勝てたので、今日のMVPはダンにあげたいと思います」
渡辺からMVPを譲られたタシュニーHCは、A東京を率いるライアン・リッチマンHCとの関係に触れながら、「東京に勝つって、やっぱり大きな意味があるよね。当然、ライアン・リッチマンとは長い関係があって、本当にやりたくない相手。ただ、ライアンを倒すっていうのは一番うれしいこと。彼らには俺らとの試合以外は全部勝ってもらいたい」と今回の勝利を振り返った。
最後には選手たちへの思いを口にし、「ただ、これが俺らのファミリーだから。このグループがここにあるから、ここから成長し続けよう。本当にみんなをコーチできて誇りに思う。今日はそういうふうに感じられた」と、さらなる成長を呼びかけた。
仙台とA東京はともに11勝4敗となったが、直接対決を制した仙台が東地区首位に浮上。タシュニーHCは大きな白星を喜びながらも、チームが目指すのは一度の快勝ではなく、高い水準のパフォーマンスを継続することだと強調した。シーズン序盤に東地区のトップへ立った仙台が、指揮官の掲げる「グレートチーム」へ歩みを進められるか注目される。
■試合結果
仙台89ERS 96-69 アルバルク東京
仙 台|24|19|22|31|=96
A東京|10|22|19|18|=69
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