2026.10.14
11月7日(現地時間6日、日付は以下同)、ゴールデンステイト・ウォリアーズのクリスタプス・ポルジンギスが、自身のXで声明を発表。健康上の問題を理由にバスケットボールから離れる決断を明らかにした。
ポルジンギスは声明のなかで、今シーズンもウォリアーズの一員としてプレーすることを楽しみにしていたものの、開幕に向けて調整を進めるなかで、身体が想定どおりに反応しなかったと説明。そのうえで、自身の現状について次のように明かした。
「体調は悪くない。でも、自分に何が求められるかは分かっているし、自分が期待するレベルでプレーできる状態にはない。だからこそ、今は健康を最優先にし、愛するバスケットボールから離れる決断をした」
さらに、ウォリアーズに最大限の敬意を示すとともに、双方が納得できる解決策を模索していく意向を表明。家族や周囲の人々、ファンからのサポートに感謝を伝え、声明を締めくくった。
今回の声明では引退について明言しておらず、現地メディア『ESPN』や『San Francisco Chronicle』も、正式な引退表明ではないと報じている。ただし、本人は復帰時期や今後の現役続行について明言しておらず、先行きは不透明となっている。
現在31歳のポルジンギスは、ボストン・セルティックスに在籍していた2024-25シーズンから体調不良に苦しんでおり、昨年には体位性起立性頻脈症候群(POTS:立ち上がった際に心拍数が過度に上昇し、めまいや強い疲労感などを引き起こす疾患)と診断されたことを明かしていた。ただし、今回の健康問題がPOTSと関連しているかどうかは明らかになっていない。
今年2月にアトランタ・ホークスからウォリアーズへトレード移籍した後もコンディションが安定せず、昨シーズンは新天地で15試合の出場にとどまった。それでも平均16.1得点5.3リバウンド2.3アシストを記録し、今夏にはウォリアーズと2年総額4000万ドル(1ドル=157円換算で約63億円)の再契約を結んだ。しかし、今シーズンはトレーニングキャンプからチームに合流できず、ここまで公式戦への出場はない。
10月15日にはチーム施設を訪れ、マイク・ダンリービーGM(ゼネラルマネージャー)や医療部門の責任者と面会。球団は無期限離脱を発表する一方、今後はチームの活動にも関わると説明していた。しかし、10月22日には当面の間、チーム施設に姿を見せない見通しであると発表した。
さらに、11月5日には『ESPN』が、ウォリアーズがポルジンギスへの給与支払いを停止していると報道。一方で、球団は契約を無効にする予定はなく、トレードによる放出を模索していると伝えられている。
健康上の問題に苦しむなか、ついにバスケットボールから離れる決断を下したポルジンギス。現時点では正式な引退表明こそないものの、コートへの復帰を見通すことは難しい状況となっている。まずは健康の回復を願うとともに、ウォリアーズとの契約がどのような決着を迎えるのか、今後の動向が注目される。
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