2023.08.28

バスケW杯日本代表が“アジア1位”キープ…パリ五輪出場権争うライバルたちは連敗

各組1次R2試合を終え白星を挙げているアジア勢は日本のみ[写真]=伊藤大允
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 8月28日、「FIBAバスケットボールワールドカップ2023」1次ラウンドグループB・C・F・Gの第2戦が行われ、日本代表(FIBAランキング36位)とパリオリンピック出場権を争う中国代表(同21位)、ヨルダン代表(同33位)、イラン代表(同22位)が揃って2連敗。前夜に金星を挙げた日本が得失点差のみならず勝利数でも“今大会のアジア1位”の座をキープした。

 グループBの中国は、ワールドカップ初出場の南スーダン代表(同62位)に第1クォーターから主導権を奪われ69-89で敗戦。今大会初勝利はおろか、得失点差のマイナスも「62」まで膨らんでしまった。

 グループCのヨルダンは、ニュージーランド代表(同26位)とオーバータイムまでもつれる接戦を演じたものの、最後は87-95で力尽き2連敗。優勝候補アメリカ代表(同2位)との1次ラウンド最終戦を前に苦境へ追い込まれた。

 グループGのイランは、前評判では格下と見られていたコートジボワール代表(同42位)と一進一退の攻防を繰り広げ、第4クォーター残り13秒で逆転したが、同残り6秒でファールと判定に抗議したヘッドコーチのテクニカルファールによるフリースローで再逆転を許し、最終スコア69-71で敗戦。最後は後味の悪い結果で今大会初白星を逃した。

 日本代表は今大会のアジア最上位に与えられるパリオリンピック出場権獲得を目指しており、1次ラウンドのグループが異なるアジア各国も競争相手。29日のオーストラリア代表(同3位)戦の結果次第で17-32位決定戦に回ることになるが、アジア内でのパリ五輪出場権を巡っては勝利数、得失点差、得点数も1次ラウンドの成績が引き継がれることになっており、ここまで2連敗しているアジア各国の成績も日本のパリ行きを左右することになる。

 8月28日終了時点でのアジア勢の成績は以下の通り。

■『FIBAワールドカップ2023』アジア勢の成績
順位 勝 敗 点差 国名
1位 1勝1敗 -8 日本
2位 0勝2敗 -16 フィリピン
3位 0勝2敗 -29 ヨルダン
4位 0勝2敗 -43 イラン
5位 0勝2敗 -62 中国
6位 0勝2敗 -94 レバノン
※8月28日終了時点

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