2024.05.26

フィジカルを強化して日本代表合宿に挑むジェイコブス晶「一年かけて体重を増やした」

若手主体のディベロップメントキャンプに参加しているハワイ大のジェイコブス[写真]=バスケットボールキング
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 5月20日から30日にかけて開催されている男子日本代表の第1次強化合宿(ディベロップメントキャンプ)。Bリーグで活躍している若手選手を中心に、NCAAで挑戦中の大学生や国内の有望高校生もキャンプに参加している。

 今シーズンからNCAAのディビジョン1に所属するハワイ大学でのプレーをスタートさせたジェイコブス晶が、メディア対応で現況について語った。

 オーストラリアのNBA若手養成機関であるグローバル・アカデミーからハワイ大へ進学したジェイコブスは、「フィジカルが強くなったのはすごく大きいと思います。もちろんいろんなスキルも上げているんですけど、前は年上の選手とやるときにフィジカルでやられる場面がすごくあって、アメリカの大学でもそうだったので、一年かけて体重を増やしました。それをこの合宿で見せれていると思います」と自身の成長について語った。

「FIBAワールドカップ2023」の前は91〜93キロほどだった体重が、今では100キロまで増量したというジェイコブス。渡米前にもウエイトトレーニングはしていたというが、「オーストラリアに比べ、ハワイの方が日本食やお米を食べられる機会も多く、美味しいものを食べて体重が増やせました」と語り、「食事の面もハワイが合っていた」と明かした。

 同じくNCAAディビジョン1のネブラスカ大学で躍動し、代表活動もともにした富永啓生の質問を受けると、「活躍している日本人選手としてではなく、普通に大学のスター選手として話題にあがっていた」と語り、どうやらハワイ大のチームメートの口からも富永の名前が出ていたという。

「(富永とは代表活動で)少しの時間しか一緒にいなかったんですけど、一回外しても次のシュートは絶対決めるという自信があって、それぐらい練習もしているので、『自分の能力を信じてる』というのを感じました」

 また、「時差のあるなかハワイで見てた」という昨年のワールドカップについては、「すごく感動したし、この中に入りたいなという気持ちが1年間ずっと残った」と心境を語り、高いモチベーションを示した。

「メインが一人だけじゃなくて、ハッスルやディフェンスの激しさとか、そういう細かいところのエネルギーがある日本のバスケを自分もできるようになりたいなと思います」

 アメリカで腕を磨く20歳の原石は、今回の代表活動でどのような成長を見せてくれるのだろうか。

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