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U18日本代表がアジア杯準々決勝敗退…豪州に圧倒されU19W杯の出場権逃す

U18アジアカップ準々決勝でオーストラリア代表に完敗した日本代表[写真]=fiba.basketball
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 9月7日、ヨルダン・アンマンで開催されている「FIBA U18アジアカップ2024」の準々決勝が行われ、U18男子日本代表(FIBAボーイズランキング30位/グループC2位)は、オーストラリア代表(同4位/グループA1位)に41-89で敗戦。ベスト4に与えられる「FIBA U19ワールドカップ2025」への出場権を逃した。

 アレハンドロ・マルチネスヘッドコーチが率いる日本は、瀬川琉久(東山高校)、髙田将吾(福岡大学附属大濠高校)、内藤耀悠レバンガ北海道)、ベネディクト研一郎、渡邉伶音(福岡大学附属大濠高校)を先発起用。グループフェーズ初戦から5試合連続で同じスターティング5を並べた。

 日本は第1クォーター開始1分半に渡邉の3ポイントで先制するも、攻守両面でペイントエリアを制圧され0-17のビッグランを許してしまう。17点ビハインドの5-22で突入した第2クォーターも、サイズと巧さを兼ね備えるオーストラリアの勢いを止めることができず、第1クォーター終盤から9分45秒無得点。この間、0-22と二度目のビッグランを許し、15-43で試合を折り返した。

 ハーフタイム明けの第3クォーターで仕切り直したいところだったが、最初のスローインからミスが出てしまい、流れを変えられない苦しい展開。同残り5分に十返翔里(八王子学園八王子高校)が立て続けに3ポイントを決めたものの、大きく試合を動かすには至らず。29-64で迎えた第4クォーターも随所にオーストラリアに力の差を見せつけられ、最後は48点差の完敗となった。

 日本は開幕から4試合連続で2桁得点を挙げてきた渡邉と、ベンチスタートだった深澤桜太(中央大学)がチーム最多タイ8得点。渡邉とともにチームをけん引してきた瀬川は2得点0アシストと不発に終わり、チーム全体のフィールドゴール成功率も20.6パーセント(2P=6/32本・3P=8/36本)と抑え込まれた。

 一方で、オーストラリアは、身長205センチのエメット・アデアが試合最多となる23得点10リバウンドのダブルダブルをマークし、16得点のジェイコブ・ファーフィー、14得点のルーク・フェネルも含む計3選手が2桁得点を記録。チーム最長身210センチのジャック・ウィットボーンは6得点13リバウンドとペイント内で存在感を示した。

 この試合の結果、オーストラリアは今大会の準決勝進出チームに与えられる「FIBA U19ワールドカップ2025」への出場権を獲得。一方、日本は3大会ぶりにU19ワールドカップ出場権を逃し、8日と9日に行われる5-8位決定戦にまわることになった。

■「FIBA U18アジアカップ2024」準々決勝
オーストラリア 89-41 日本
AUS|22|21|21|25|=89
JPN| 5|10|14|12|=41

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