グリズリーズが日本代表・河村勇輝との契約を正式発表…世界最高峰の舞台で本契約目指す

グリズリーズと「エグジビット10」契約を結んだ河村（中央）［写真］＝B.LEAGUE

　9月7日（現地時間6日）、メンフィス・グリズリーズは男子日本代表の河村勇輝との契約締結を正式に発表した。

The @memgrizz today announced the team signed Armando Bacot, Yuki Kawamura, Miye Oni and Maozinha Pereira. pic.twitter.com/Y59NSB1omj

— Grizzlies PR (@GrizzliesPR) September 6, 2024

　2カ月前の7月7日には横浜ビー・コルセアーズから伝えられていた、河村とグリズリーズの契約。契約の内容まではリリースに明記されていないものの、以前の発表通り「エグジビット10」契約が結ばれる予定だ。

「エグジビット10」契約はNBAで定められている契約の1つであり、最低年棒かつ無保証という条件にはなるが、チームはシーズン開始前に「2ウェイ契約（NBAと傘下のGリーグチーム両方と交わす契約）」に切り替えることが可能。レギュラーシーズンの開幕までに契約を解除された場合も、傘下のGリーグチームに入団することができる。

　リリースのなかで、グリズリーズは「過去5シーズンをBリーグで戦い、2022－23シーズンのMVPを獲得した」と河村を紹介。2023年のNBAドラフトでは指名されなかったものの、昨シーズンは1試合平均20.9得点3.0リバウンド8.0アシストで2年連続のリーグベスト5に選出され、昨年のワールドカップや今夏のパリオリンピックでもプレーしたと、その活躍がまとめられている。

　9月3日には『ウエインズトヨタ神奈川 presents 河村勇輝選手出港式』が開催され、横浜BCの選手として出る最後のイベントに登場した日本代表の司令塔。「僕がNBAでプレーすることを夢見ている方たちもいるので、そういった皆さまの夢も叶えられるように頑張りたい」と、夢見てきた舞台への挑戦に意気込んだ。