2026.05.05
シカゴ・ブルズのジョシュ・ギディーが自身の公式YouTubeチャンネルを更新。「Why Yuki Kawamura Was One Of My Favorite NBA Teammates EVER(なぜ河村勇輝がこれまでのNBAで好きなチームメートの一人なのか)」と題した動画を公開した。昨シーズン、ブルズでチームメートだった河村のプレー映像を自ら分析し、その判断力やパスセンス、人柄を絶賛している。
動画の冒頭、ギディーは「今回は自分のクリップではなく、一緒にプレーした中で好きなチームメートの一人、ユウキ(河村)のプレーを解説する」と笑顔で切り出した。ピック&ロールからの仕掛けや速攻でのパス、周囲を生かす判断など、河村の持ち味が光る7つのプレーをピックアップ。元チームメートの視点から、その巧みなプレーを紐解いた。
最初に注目したのは、ピック&ロールからの仕掛けだ。河村がマークするディフェンダーを背後に引きつけ、相手ビッグマンに判断を迫った場面を紹介。相手の動きが止まった瞬間に素早く切り返し、レイアップを沈めた河村について、「自分のサイズを理解し、素早くシュートを打たなければならないと分かっている賢い選手だ」と評価した。
ロサンゼルス・レイカーズのレブロン・ジェームズと対峙した場面では、ギディー自身が河村へパスを出したシーンを解説。レブロンが両手を下げた状態でクローズアウトしてきたことを見逃さず、迷わず3ポイントシュートを沈めた判断力を高く評価した。
マイアミ・ヒートのバム・アデバヨとの対戦では、河村の巧みな駆け引きに注目。リーグ屈指のショットブロッカーであるアデバヨに対し、自らレイアップを狙うと見せかけてジャンプさせ、マタス・ブゼリスへのダンプオフパスに切り替えた。ブゼリスのダンクを演出したプレーを「非常に頭の働いたプレー」と振り返り、相手の動きを引き出した河村の判断を称賛した。
ギディーが「これがユウキの最高のバージョンだと思う」と語ったのが、速攻でのプレーだ。「トランジションでは、世界中の多くの選手と比べても引けを取らない」と話し、3対1のアウトナンバーからビハインド・ザ・バックパスでアシストを記録した場面を解説。ギディー自身はゲルション・ヤブセレへのパスを予想していたというが、河村と一緒にプレーしていれば、こうした華麗なパスにも驚かないと語った。
さらに、ピック&ポップでビッグマンが外に開いた場面では、味方のカットによって生まれたスペースを突き、河村がフリーでレイアップを決めたプレーを紹介。ギディーは味方の動きを「シンプルなバスケットボール」と評価した。スクリーンを使わずにペイントへ切り込み、ディフェンスを引きつけてからコーナーの味方へジャンプパスを通した場面にも触れ、「ペイントに入り、周りの選手を良くする能力が最大の強みの一つ」と称えた。
最後には「一番好きな河村のクリップ」として、河村がジャンプボールに競り勝った場面を紹介。ベンチの選手たちが大騒ぎで喜んだ当時の様子を楽しそうに振り返り、「よくやったよ、ユウキ」と笑顔を見せた。
動画の終盤、ギディーは河村のコート上での活躍に加え、人柄にも言及。「ボールを扱い、周りの選手を良くする能力が彼の特別なスキルだ。素晴らしいチームメートで、ロッカールームにいてほしい存在でもあるが、バスケットボール選手としても同じように優れている」と語った。
さらに、オーストラリア代表として日本代表と対戦した経験や、ブルズでチームメートだった日々を振り返り、「彼は日本だけでなく、アメリカでも王族のような存在だ。遠征先でも全米各地から彼のプレーを見にファンが来る」と、その人気の高さを証言。「間近で毎日一緒に過ごせたのはとても楽しかった。最高の選手であり、それ以上に素晴らしい人間だ」と、かつてのチームメートへの敬意を込めた。
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