2024.06.22

後半で競り負けた男子日本代表、オーストラリアとの2連戦は黒星スタート…富永はチーム最多18得点

チームハイ18得点をマークした富永[写真]=野口岳彦
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 6月22日、北海きたえーるで国際強化試合「日本生命カップ2024(北海道大会)」が行われ、男子日本代表(FIBAランキング26位)が男子オーストラリア代表(同5位位)と対戦した。

 日本は河村勇輝比江島慎馬場雄大ジョシュ・ホーキンソン吉井裕鷹の5名が先発に名を連ねた。

 互いに静かな立ち上がりとなり、日本はホーキンソンや河村の2点から得点をスタート。中盤には比江島、吉井が3ポイントシュートでスコアをつなげていくと、ベンチ出場の富樫勇樹も連続で長距離砲を決め、日本がリードに成功。期待の若手シューター、富永啓生も鮮やかな3点弾を披露し、27-15の12点リードで最初のクォーターを終える。

15得点に加え、4アシストと攻撃の起点も作り出したホーキンソン(中央)[写真]=野口岳彦

 続く第2クォーター、馬場や吉井がスティールで好守備を見せると、テーブス海も果敢なペイントアタックからオフェンスを加速させていく。中盤からはオーストラリアに点差を詰められる時間が続いたが、47-38と日本が9点を先行して試合を折り返した。

 迎えた第3クォーター、日本はスティールやブロックでオーストラリアに対抗するも、シュートミスが続く苦しい展開に。ガード陣とホーキンソンの連携から2ケタリードに戻す場面もあったが、残り2分半から再びオーストラリアに詰め寄られ、61-58の3点差で最後のクォーターへ。

 第4クォーターは一進一退の攻防が続き、馬場や富樫の3ポイントで持ちこたえる日本。4点差を追いかける日本は残り3分にホーキンソンと富永をコートへ戻し、富永のタフショットや吉井の3点弾で2点差に。残り28秒、富永のフリースローで同点に追いつくも、続くプレーでオーストラリアに土壇場で3ポイントを決められる。終わり際に富樫がブザービーターを沈めるも1点及ばず、最終スコア89-90で日本が惜敗した。

富樫(右)は要所で3ポイントやフローターを成功[写真]=野口岳彦

 悔しい逆転黒星となった日本は、富永が3ポイント3本を含むチームハイ18得点をマーク。ベンチからオフェンスを支えた富樫は16得点4アシストを挙げ、大黒柱のホーキンソンは15得点4リバウンド4アシスト、多彩なパフォーマンスでチームを支えた馬場は11得点8リバウンド2アシスト3スティール1ブロックを記録した。

 明日23日にはオーストラリアとの再戦が控えている男子日本代表。7月5日・7日には男子韓国代表(同50位)を迎え、有明アリーナで2連戦に臨む。

■試合結果
日本 89-90 オーストラリア(@北海きたえーる)
JPN|27|20|14|28|=89
AUS|15|23|20|32|=90

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