2025.09.08
破竹の4連勝で『FIBA U17ワールドカップ2026』出場権を獲得したU16男子日本代表(FIBAボーイズランキング26位)が、9月6日20時から『FIBA U16アジアカップ2025』準決勝に挑む。
対戦相手となるのは大会3連覇中のオーストラリア代表(同7位)で、FIBAランキングではアジア最高位に位置する格上。U16アジアカップでの対戦は、2022年大会の決勝以来となる。当時の日本は同大会でMVPを獲得した川島悠翔を中心に、石口直や渡邉伶音といった実力者を擁するチームだったが、オーストラリアとの決勝では63-94と31点差をつけられる大敗を喫した。
今大会のオーストラリアもここまで圧倒的な実力を披露している。グループフェーズでは2試合で相手に90点差以上かつトリプルスコアで白星を挙げ、準々決勝の韓国代表(同31位)戦も98-70と28点差をつける完勝。チームスタッツでは平均得点(110.8)、FG成功率(53.6%)、2ポイントFG成功率(57.5%)、3ポイントFG成功率(41.7%)、平均アシスト(30.3)、EFF(151.0)で大会1位。さらに平均リバウンド(60.3)とスティール(15.5)では大会2位につけるなど、今大会最高のチームの一つであることは間違いないだろう。
ロスターに目を向けると平均身長は195.0センチと日本より約10センチ高く、ガード陣にも190センチ台が2名、インサイドには200センチ台の選手2名を擁する。その上で3ポイント成功率も大会1位を記録しており、日本としては内外問わないオフェンスへの対応が求められる。
各メンバーはここまでうまくタイムシェアをしながら大会を勝ち進んでおり、10選手が平均5得点以上を記録するなど個人への依存度は低い印象。そのなかでも現在のチーム得点王となるのが、背番号「8」を着用しているアイザイア・ヨルゲンソンだ。198センチの高さを誇るフォワードの選手で、ここまで平均16.3得点。主に2ポイントがメインとなるが、1試合に1本ペースで3ポイントも決めている。また、平均6.3リバウンド、2.8アシスト、1.8スティールと攻守にオールラウンドな活躍も光る。一方でフリースロー成功率は42.1パーセント(8/19)と低く、日本としてはファウルを有効に活用しながら守りたいところだ。
そのほか、平均2ケタ得点を記録している4選手のうち3選手が190センチ台。特に身長190センチでガードを務める背番号「7」ルーク・ローランド・ポールは、平均13.3得点に加えてEFF、リバウンド、アシスト、スティールでチームトップの数字を記録している要注意人物だ。
日本が決勝戦への切符を他にするには、高さのある選手たちを勢いに乗せないチームディフェンスが求められるだろう。オフェンス面では163センチの小兵ながらチーム得点王の越圭司や、大黒柱である白谷柱誠ジャックの活躍はもちろん、準々決勝では3ポイントが不発に終わったホーキンス然の奮起にも期待したい。
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