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4月9日、国立代々木競技場第二体育館(東京都)で、第23回Wリーグプレーオフのセミファイナルが行われ、ENEOSサンフラワーズ(1位)は富士通レッドウェーブ(5位)と対戦した。
試合開始から約3分で14-2とリードするなど、好調なスタートを切ったENEOS。しかし、その後は富士通に次々と得点され、18-20で第1クォーターを終える。さらに第2クォーターではわずか9得点にとどまり、27-38で試合を折り返すと、後半でも逆転には至らず。ENEOSは58-67で初戦に敗れた。
13得点9リバウンド2アシストを挙げた渡嘉敷来夢は、試合後の会見で「今日の試合はどんな内容であれ、勝ちたかったんですけど、勝ち切ることができなくて残念な気持ちです」と心境を語った。
「自分たちが止まってしまっている時間帯が長かった」と敗因を語る渡嘉敷は「試合の出だしだけ見るとENEOSすごいなと思うんですけど、それ以上続かなかったです。ただ、自分たちは40分間あのバスケットができると思っているので、明日はしっかり切り替えることが大切だと思っています」と前を向いた。
また、ENEOSが21本ものターンオーバーを記録したことについては「私も4回しているんですけど、相手のプレッシャーを感じて自分たちが逃げながらパスをする場面が多かったのかなと思います」と振り返る。さらに「パスミスするくらいならシンプルに自分で得点を取りに行った方がいいので、そうしたいと思います」と力強く語った。
富士通の宮澤夕貴と中村優花は、昨シーズンまでENEOSに所属していた。この試合で宮澤には7得点、中村には11得点を奪われるなど、元チームメートたちが今回は対戦相手として立ちはだかる。
「宮澤選手はここ2試合かなり得点を取っていたので、今日はよく守ったんじゃないかなとちょっと自分を褒めたいです。ただ、彼女は第2戦でとても当たってくる選手なので、明日も気を抜かず守っていきたい。中村選手に関しても、彼女の得意なプレーなどを自分たちは知っているので、そこをしっかりとみんなで協力して守っていきたいです」
37分以上プレーした渡嘉敷は、試合後に足をつってしまったと明かしたが、それでも「明日は45分でもなんでも出るんでよろしくお願いします」と第2戦へ向けて意気込んだ。
敗れればENEOSのシーズンはそこで終了となる一戦は、本日の19時よりティップオフだ。