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Wリーグは3月28日、「第24回Wリーグ プレーオフ」、4月1日のセミクォーターファイナル、2日のクォーターファイナルに向け、リモートでの会見を実施した。
富士通レッドウェーブ(レギュラーシーズン5位)とのセミクォーターファイナルに挑む日立ハイテククーガーズ(同8位)。アグレッシブなプレーでここまでチームを牽引してきたキャプテンの白鞘郁里が会見に臨んだ。
ベテラン勢の退団、新戦力の加入により昨シーズンとは異なるチームを作り上げてきた日立ハイテク。チームの変革期となった今シーズンを振り返って「簡単に勝てない試合が多かった」という白鞘。それでも、「監督の指示だけでなく選手同士でコミュニケーションをとり、鼓舞しあって最後まで諦めず戦って勝てた試合が多かった」と選手同士の信頼関係も生まれ、チームづくりが順調に進んでいる様子を伺わせた。
セミクォーターファイナルでのキープレーヤーとして名前を挙げたのは星香那恵。日立ハイテクの得点源として、今シーズンも2ケタ得点の活躍が目立った星について白鞘は、「チームが苦しい時でもリングにアタックしシュートを決めたり、コートを走り回り良い流れを持ってきてくれる」と信頼を寄せた。
富士通とのレギュラーシーズン2試合は68−72、67−61と僅差で痛み分け。セミクォーターファイナルには3年連続出場となった日立ハイテクだが、過去2年は敗戦を喫しクォーターファイナルへの切符は掴めていない。「ここ2年のセミクォーターファイナルは、出だしの部分で相手に流れを持って行かれてしまって、出だしで圧倒されていた部分があった」と語るキャプテン白鞘。「最初から自分たちのバスケットができるように40分間戦っていきたい」と悲願のプレーオフでの勝利を誓った。