2021.05.20
4月30日(金)から5月9日(月)の期間で第3次強化合宿を行っている女子日本代表。28名で始まった合宿も、現在は19名に絞られている。
今年は、スモールラインナップでのプレーにも積極的に取り組んでいる日本代表だが、指揮を執るトム・ホーバスヘッドコーチは「日本のスモールボールは効くと思う」と一定の手応えを感じている。
だが一方で、新型コロナウイルス感染症の影響により、海外遠征などが行えないこともあり、「(日本代表選手同士で)スモールボールをやっても難しい…。(お互いに)やることが分かっているから、上手に見えない、きれいに見えません」と、他国との試合を通して成果が図れない現状にジレンマを感じている様子でもあった。
それでも、「細かいところも上手になったと思います」とホーバスHC。「うちは絶対にレベルアップしています」と頼もしい言葉も聞かれた。
第3次合宿からは、ケガから回復した三好南穂(トヨタ自動車アンテロープス)や林咲希(ENEOSサンフラワーズ)らが練習に全て参加。「2人ともいいシューターで、うちのバスケットが綺麗になったと思います」とホーバスHCは言う。
他にも本橋菜子(東京羽田ヴィッキーズ)や肩を負傷していた宮澤夕貴(ENEOSサンフラワーズ)の状況も改善してきており、チーム作りは予定通り進んでいると指揮官は力強く語った。
「少しずつオフェンスとディフェンスのコールプレーを増やしています。今回の合宿でもいろいろなことを入れていますが、みんなの頭にすぐに入ったし、すごく頑張っていて、良い感じです」(ホーバスHC)という女子日本代表。第3次強化合宿後は、5月14日(金)~23日(日)の期間で第4次合宿を開催する予定だ。
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