2021.09.29

難しい試合を制した日本代表…宮崎早織は「相手のフィジカルに受け身になった」

2試合連続スターターを務めたポイントガードの宮崎 [写真]=fiba.com
バスケ情報専門サイト

 9月28日、「FIBA女子アジアカップ2021」の予選リーグ第2試合が行われ、日本代表(FIBAランキング8位)はニュージーランド代表(同70位)と対戦。序盤は相手のフィジカルに苦しみ、第1クォーターこそ13−20とリードを許したが、試合前半終了間際に逆転に成功。後半は徐々にリードを広げ、ロースコアのゲームとなった一戦を62−50で制した。

 2戦連続でスターターを務めたポイントガードの宮崎早織は、試合後のインタビューで「もっと点差開いて日本のバスケットしたかったんですけど、相手のフィジカルの強さだったり、そういうのに、自分たちが受け身になってしまった」と序盤の重たい展開を振り返った。それでも「ここまで我慢して、徐々に追いついてきたので、日本のバスケット、走るバスケットをしていこう」とハーフタイムに話したことを明かし、難しい試合を勝ち切ることにつながった。

 その後、宮崎は「オリンピックでは悔しい思いをして、あんまり試合には出れなかったので、やっぱりこのアジア大会で自分の持ち味を出して、本当世界、というかアジアに存分にアピールしていきたい」と今大会への思いについて語った。同じポジションで戦った町田や本橋がいない中、新たに代表入りした山本とは「山本の方からも色々聞いてきてくれたりするので、2人で話しながら、やっぱりでもガードが1番にプッシュすることが大事だよねって言うふうに2人で話しながら試合には臨んでいます」と切磋琢磨しながら良い関係を築けているようだ。

 また次戦・韓国戦に向けてコメントを求められると「チームとしては、やっぱり韓国もすごくシュートが入る人たちばっかりなので、やっぱりそこをどれだけクローズアウトしっかりして、チーム全体で守っていけるかがカギになっていく」と相手のオフェンスを警戒。

 加えてインタビューの最後に「ベンチメンバーも、やること、自分たちの役割をしっかりわかってコートに出ていくことで、本当に日本らしいバスケットができるんじゃないかなと思うので、明日も12人で全力で戦って行けたらいいなっていうふうに思っています。」と韓国戦への抱負をコメント。互いに2連勝で迎える日韓戦は激しいものになると予想されるが、勝利を収めることを願って応援したい。

女子日本代表の関連記事