2021.09.29
9月28日、「FIBA女子アジアカップ2021」の予選リーグ第2試合が行われ、大会4連覇中の日本代表(FIBAランキング8位)はニュージーランド代表(同70位)と対戦した。
日本は昨日のインド戦同様、馬瓜ステファニー(トヨタ自動車アンテロープス)、林咲希(ENEOSサンフラワーズ)、宮崎早織(ENEOSサンフラワーズ)、赤穂ひまわり(デンソーアイリス)、オコエ桃仁花(富士通レッドウェーブ)の5名がスターティングラインナップに名を連ねた。
赤穂のスティールからレイアップで最初の得点をマークした日本は、さらに林、赤穂の3ポイントシュートで好スタートを切る。しかし、そこからはサイズで勝るニュージーランドにインサイド中心の攻撃を組み立てられ、相手に主導権を譲ることに。日本は立て直しを図り、カットインや3ポイントシュートを積極的に狙うも、リングに嫌われなかなか得点を伸ばすことができず、13-20とリードされて最初の10分を終える。
7点を追う日本は、控えの中田珠未(ENEOSサンフラワーズ)がレイアップを沈め、なんとか得点するが、サイズのある相手センターを抑えることができない。相手の力強いプレーに手を焼き、再び7点差とされた日本だが、林が反撃ののろしとなる長距離砲をヒット。その後、林の3ポイントシュート、馬瓜のフリースローで少しずつ点差を縮めていく。さらに、日本はディフェンスで相手に適応し始め、ついに山本麻衣(トヨタ自動車アンテロープス)がスティールからレイアップを沈め、逆転に成功。32-31で試合を折り返す。
僅差で迎えた第3クォーターでは、前線からハードな守備を仕掛け、相手のミスを誘発。加えて日本は奪ったボールを着実に沈め、少しずつリードを広げていく。その後の時間帯は互いに得点が止まるが、宮崎が値千金の外角シュートを決め、さらにオコエもその波に乗るように3ポイントシュートをヒット。2人の活躍が功を奏し、47-42で最終クォーターへ。
第4クォーターは、林の4本目の3ポイントシュートでスタート。さらに馬瓜も外角のシュートを沈め、一気に流れを引き寄せる。勢いに乗る日本は、オコエのカットイン、宮崎の3ポイントシュートで加点すると、それに呼応するようにディフェンス、リバウンドで全員が献身的な働きを見せ、ニュージーランドのプレーを封じていく。その後は終盤にかけて攻撃の手が止まった日本だが、走力の落ちないディフェンスで相手の追い上げを許さず、最後に東藤なな子(トヨタ紡織サンシャインラビッツ)がシュートを沈めてタイムアップ。62-50で予選2連勝を飾った。
■試合結果
日本 62-50 ニュージーランド
日 本|13|19|15|15|=62
ニュージーランド|20|11|11|8|=50
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