2025.06.21

中国との強化試合2戦目に臨んだ女子日本代表…“高さ”に苦しみ敗戦も強気なオフェンスを披露

チーム最多の8得点をマークした藤本愛湖 [写真]=黒川真衣(写真は三井不動産カップ愛知大会から)
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 6月20日、「FIBA女子アジアカップ2025」に向け、中国へ遠征している女子日本代表と中国代表との強化試合が開催。2戦目は61-93での黒星となり、92-101で惜敗した1戦目のリベンジは逃す形となった。

 初戦に続き、若手主体のメンバーで一戦に臨んだ日本。先発には栗林未和今野紀花川井麻衣薮未奈海野口さくらが名を連ねた。試合序盤から中国のインサイドアタックに苦しめられた日本は、奥山理々嘉らを中心にアウトサイドで応戦。23-26の3点差で最初の10分間を終えたが、続く第2クォーターは攻防で後手に回り、31-51の20点差でハーフタイムを迎えた。

 後半に入ると日本は息を吹き返し、薮や舘山萌菜らが要所で3ポイントシュートを沈めていく。49-73で迎えた最終クォーター、日本は再び中国のペイントアタックに苦しめられるも、持ち味の強気なシュートセレクションは継続。最後は星杏璃がレイアップをねじ込み、最終スコア61-93で日本の黒星となった。

 2戦目では、ベンチスタートの藤本愛瑚がチームハイ8得点を挙げ、今野、奥山、栗林も7得点をマーク。ゴール下をけん引した栗林はリバウンドやアシストでも貢献し、追い上げを図るチームの支えとなった。

 中国での2連戦を終え、7月3日・4日には三井不動産カップ2025(東京大会)でデンマークと対戦する日本。強豪国との対戦では必須となる“高さ”への対応も含め、強化試合で見つけた改善点を一つでも多く克服してもらいたい。

■試合結果
日本 61-93 中国
JPN|23|8|18|12|=61
CHN|26|25|22|20|=93

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