2024.06.10

“B王者”広島がBCLアジア白星発進…上澤キャリアハイ20得点、2戦目は韓国のKCCと対戦

キャリアハイの20得点を挙げた広島ドラゴンフライズの上澤俊喜[写真]=fiba.basketball
バスケ情報専門サイト

 6月9日、FIBA主催のアジア最強クラブを決める大会「バスケットボール チャンピオンズリーグ アジア(BCLアジア)」のグループラウンド初戦が開催され、2023-24シーズンのBリーグ王者である広島ドラゴンフライズが、予選を勝ち上がってきたペリタ・ジャヤ・バスケットボール(インドネシア)と対戦した。

 広島は中村拓人山崎稜三谷桂司朗ドウェイン・エバンスケリー・ブラックシアー・ジュニアをスターティングファイブに起用。

 第1クォーターの立ち上がりはエバンスのドライブで先手を取り、その後は山崎、三谷、ブラックシアー、上澤俊喜が得点を重ね、26-14と12点リードする展開に。第2クォーターは開始早々、上澤の2本連続3ポイントとケイン・ロバーツの一対一からの3ポイントが連続で決まり、35-14と一気にリードを広げた。途中からは上澤、武内理貴、ロバーツ、三谷、ブラックシアーのスモールラインナップの時間を作り、48-29と19点リードで前半を終えた。

 ハーフタイム明けはエバンス、三谷が3ポイントを決め、リードを広げようとするが、相手も3ポイントで応戦。その後はエヴァンスの一対一からの得点や中村、上澤の3ポイントで72-45とリードを広げ、第3クォーターを終えた。第4クォーターはケイン、武内、三谷といった若手を多く出す時間が続き、試合時間残り2分にはBCLアジア参戦のために短期契約を結んだ横地聖真も投入。最終スコア86-69で白星スタートを切った。

 チーム最多20得点を挙げた上澤は、3ポイントを10本中6本成功させキャリアハイスコアを更新。エバンスは18得点13リバウンドとダブルダブルを記録した。Bリーグファイナルで「日本生命ファイナル賞」を受賞した中村は3ポイントを1本も外さず3本沈め11得点の活躍を見せた。なお、広島はチーム全体で3ポイント成功率45.9パーセント(17/37)とシュート精度の高さを見せた。

 次戦は10日20時30分から釜山KCCイージス(韓国)と対戦。試合の模様はBCLアジアの公式YouTubeアカウントで無料配信される。

■ 試合結果
広島ドラゴンフライズ 86-69 ペリタ・ジャヤ・バスケットボール
広 島|26|22|24|14|=86
ぺリタ|14|15|16|24|=69

■ BCLアジアの大会概要

【開催地】
アラブ首長国連邦・ドバイ

【開催期間】
2024年6月9日~6月15日

【出場チーム】
・グループA
遼寧フライングレオパーズ(中国)
シャバーブ・アル・アハリ(UAE)
NSマトリックス(マレーシア)
アル・リヤディ(レバノン)

・グループB
広島ドラゴンフライズ(日本)
シャーダリ・ゴーガン(イラン)
釜山KCCイージス(韓国)
ペリタ・ジャヤ・バスケットボール(インドネシア)

BASKETBALLKING VIDEO