
2025.03.11
3月25日(現地時間3月24日)、パリ五輪日本代表のジェイコブス晶(ハワイ大学)、仙台大学附属明成高校在学時にウインターカップ優勝に貢献した山﨑一渉(ラドフォード大学)、元U19日本代表のロロ・ルドルフ(カリフォルニア大学フラトン校)の3人がトランスファーポータルに登録したことが発表された。トランスファーポータルとは、NCAA(全米大学体育協会)で選手が別の大学へ転校するためのシステム。他大学のオファーを受けることが可能となるため、より高いレベルを目指す上での発表となった。
すでにNCAAディビジョン1(D1)、ハワイ大での2年目のシーズンを終えたジェイコブス晶は、レギュラーシーズンは9位で上位8位までしか枠がないビッグウエストカンファレンス・トーナメントの出場を逃した。控えからの出場が多かったとはいえ、ローテーションの一角を担っており、さらなる活躍が期待されていた。
山﨑一渉は一昨年の8月、2年目を迎える準備をしていたチーム練習中に、右膝前十字靭帯断裂、内側側副靱帯損傷、半月板損傷の大ケガを負い、昨シーズンはリハビリに専念した。1年間のリハビリ期間を経て、主力としてチームに復帰した山崎は、リハビリ中にロサンゼルス・レイカーズに所属する高校の先輩にあたる八村塁の試合を訪れた際に「しっかり、焦らないで、一歩ずつ」、と声をかけてもらったことも明かしていた。ラトフォード大のダリス・ニコルズヘッドコーチがラサール大学に移ったため、山﨑も同校でプレーするのではと見られている。
『FIBA U19バスケットボールワールドカップ2023』では、日本男子史上初となる世界ベスト8入りを果たしたロロ・ルドルフは、今シーズンからD1カリフォルニア州立大フラトン校でプレー。1年目からチームの主力とし活躍を見せていたが、自身のXアカウントでトランスファーポータルに登録したことを公表した。
来シーズンも、アメリカで戦う次世代の日本を担う若手プレーヤーたちに注目が集まる。
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