
2025.04.10
4月6日(現地時間5日)全米大学の頂点を決めるNCAAトーナメントのFINAL4がテキサス州サンアントニオで行われ、第1試合はフロリダ大学がオーバーン大学と、同日第2試合はデューク大学がヒューストン大学とそれぞれ対戦した。
フロリダ大vsオーバーン大の対戦は前半から、3ポイントシュートの応戦など点の取り合いが続く。オーバーン大がインサイドのジョニー・ブルームを起点にスコアを重ねリードを広げ、前半をオーバーン大がリードして終わる。しかし後半に入るとフロリダ大が反撃。連続3ポイントで49ー49の同点に追いつくと、そこから再び一進一退の攻防に。この大接戦は、残り2分をきった段階で3点リードしていたフロリダ大が終盤に2つのバスケットカウントを決めリード。フロリダ大が79ー73で食らいつくオーバーン大を振り切りチャンピオンシップへ駒を進めた。
同日2試合目のヒューストンvsデュークは、NBAドラフト2025で1位指名が予想されるクーパー・フラッグが登場し注目を集めた。期待のフラッグは見事なダブルクラッチを見せるなど一時はデューク大が11点リードする展開に。しかしヒューストン大もミロス・ウザンの3ポイントなどで点差を縮め前半を終える。その後もデューク大ペースで試合が進み残り時間3分をきった時点でも9点ビハインドとヒューストン大にとって苦しい状況に。しかし終盤、ヒューストン大は見事なディフェンスプレーから3ポイントやプットバックダンクなどで点差をつめ、残り19.6秒で獲得したフリースローを確実に決め1点リードを奪い、最終スコア70−67でヒューストン大が逆転勝利を収めた。
ドラフトの目玉として注目を集めたデューク大のフラッグはセミファイナルで敗退 [写真]=Getty Images
そして最後の舞台、フロリダ大vsヒューストン大の決勝は8日(現地時間7日)に行われた。序盤からお互いにディフェンスの強度が高く接戦が続く展開でヒューストン大が3点リードで前半を終える。後半残り時間1分をき切ってフロリダ大が1点ビハインドの場面で、ブロックからボールを奪うと、ファストブレイクからアリヤ・マーティンがフリースローを獲得。これを2本沈め1点リードを奪う。さらにヒューストン大のターンオーバーを誘発させフリースローで2点リードする。
最後のポゼッションでヒューストン大は残り4.7秒でエマニュエル・シャープが逆転の3ポイントを狙うもブロックに反応しボールをフロアに。自身で保持するとトラベリングになるためルーズボールとなり、このボールフロリダ大が保持。ルーズボールとともに勝利をものにした。
優勝を果たしたフロリダ大はウィル・リチャードが4本の3ポイントを含む18得点とチームけん引。リードを許しながらもディフェンス強度を上げ、チームバスケットボールを展開。チームアシスト数で14対5の9本差と大きくリードし、3選手が2ケタ得点を記録したフロリダ大が、18年ぶり3度目のNCAAチャンピオンに輝いた。
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