
2025.07.01
シンガポールで開催されたNBA主催の新大会「NBAライジングスターズ・インビテーショナル」の女子の部で、日本から参加した京都精華学園高校は決勝まで駒を進め、温陽(オニャン)女子高校(韓国)に勝利。見事に初代チャンピオンに輝いた。
この試合、序盤から流れを掴んだ京都精華がンガルラムクナリヤを中心に次々と得点を重ねリードを広げると、ディフェンスの強度を武器に温陽女子に対してイージーシュートやリバウンドを許さず、前半で30点差をつけるなど優位に試合を進めた。後半に入ってもその手を緩めず、第4クォーターは相手チームを4得点に抑えて、最終スコア109−40で快勝した。
この試合で、控え出場ながら20得点の活躍を見せた満生琥珀が試合後のインタビューに答えた。試合の感想を問われると「ほっとしています」と肩をなでおろし、「決勝前の2試合は、外のシュートが自信なくなってましたが、今日(決勝)は入らなくても打とうという気持ちで臨みました」と気持ちを切り替えてコートに入ったという。
NBA主催の新しい大会で、観客の歓声など普段とは違う環境でのプレーについて、「リアクションがあるのはうれしいです。人前に立つのは苦手なんですけど、プレーに集中している時はスイッチが入ります」と、この大会で活躍できた理由を語った。
決勝で快勝と世界の舞台でも強さを証明した精華学園。この強さの秘訣はディフェンスにあるという。「京都精華らしいバスケットはディフェンス、ルーズボール、リバウンドを徹底しすることです」とシンプルなことを忘れずに徹底することが大切と語った。
同じ2年生でチームの司令塔として、決勝で11得点13アシストとダブルダブルの活躍を見せた吉田ひかり。その吉田との関係について聞かれた満生は「尊敬できる存在」と答え、「しっかりしていて頭がいいので、よく勉強を教わります」と笑顔を見せた。
7月27日に開幕するインターハイで、京都精華は4連覇をかけた戦いが始まる。目標を問われた満生は「まずは一つ一つ」と、油断を見せず力強く語った。
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