2025.11.07

レイカーズ指揮官がスパーズ戦の八村を称賛「今日の試合で最も重要な2つのプレーをした」

今季ここまでフル出場している八村[写真]=Getty Images
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 11月6日(現地時間5日)にホームのクリプトドットコム・アリーナで臨んだサンアントニオ・スパーズ戦。ロサンゼルス・レイカーズは、レブロン・ジェームズ(坐骨神経痛)とオースティン・リーブス(ハムストリング負傷)が不在の中で、118-116で勝利を収めて5連勝を飾った。

 約35分も相手にリードを許しながら、レイカーズが終盤の競り合いを制した。「僕らは試合をとおして粘り強く戦い抜き、得点力を維持して勝利をつかむことができたんだ」とマーカス・スマートが振り返ったように、ホームに駆けつけた大勢の観客を前にチームとしてしぶとく戦い、今シーズン7勝目(2敗)を手にした。

 レイカーズではルカ・ドンチッチがいずれもゲームハイとなる35得点13アシスト5スティールに9リバウンド2ブロック、ディアンドレ・エイトンが22得点10リバウンド2ブロック、スマートが17得点5リバウンド5アシスト、八村塁が15得点を記録。

 レブロンとリーブスを欠いた中で、好調スパーズ(5勝2敗)との激戦をモノにしたこともあり、ドンチッチは「このメンバーとプレーするのは本当に楽しいと感じているよ」と話しており、レイカーズはケガ人が出ている中でチームケミストリーも上がっていると言えるだろう。

 そして就任2年目のJJ・レディックHC(ヘッドコーチ)は、試合後の会見で日本人フォワードの働きを称えていた。

「ルイは今日の試合で最も重要な2つのプレーをした。8分ほどボールを触っていなかったとしても、クラッチスリーを沈めてくれる。そして終盤のウェンビーへのテイクチャージ。キャリア8回目で、最もインパクトの大きいテイクチャージだろう」

 34分46秒コートに立った八村は、フィールドゴール成功率55.6パーセント(5/9)、3ポイントシュート成功率66.7パーセント(2/3)で計15得点に2リバウンド1スティールをマーク。

 指揮官は5点を追う展開で、残り5分15秒にドンチッチのパスを受けて左ウイングから長距離砲をヒットさせたこと。そして残り1分40秒、5ファウルの“ウェンビー”ことビクター・ウェンバンヤマがドライブを仕掛けた際、そのコースに入ってオフェンシブ・ファウルを誘発した2つのプレーを称賛。八村の好守によって6ファウルとなり、スパーズの大黒柱はファウルアウトとなった。

 今シーズンのレイカーズで、9試合にフル出場しているのは八村、ジェイク・ラレイビア、ジャレッド・バンダービルトのみ。そのうち、八村は平均35.9分のプレータイムで16.7得点3.9リバウンド1.6アシストを記録。プレータイムと得点に加え、フィールドゴール成功率58.9パーセント、3ポイント成功率47.2パーセントと平均成功数1.9本でも、キャリアハイのペースとなっている。

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