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財政難の仏アスヴェル、予算大幅縮小でHCトニー・パーカーが大幅減俸…報酬約8割減

仏アスヴェルのHCに就任したパーカーが大幅減俸へ [写真] = Getty Images
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 6月にフランスのプロバスケットボールチーム「アスヴェル・バスケット」でHC(ヘッドコーチ)に就任したトニー・パーカー(元サンアントニオ・スパーズほか)が、自身のサラリーを大幅に減額していたようだ。

 フランス紙『L’Equipe』によると、パーカーは、当初120万ユーロ(1ユーロ=185円換算で約2億2200万円、為替換算は以下同)を超える予定だった年俸を、約24万ユーロ(約4500万円)まで減額。自身のサラリーを5度にわたって引き下げたという。

 背景にあるのは、アスヴェルが今夏に直面した財政問題である。

 アスヴェルは2026-27シーズンに向け、当初約5900万ユーロ(約110億円)という大型予算を計画し、シルヴァン・フランシスコ、ダニエル・タイス(元ボストン・セルティックスほか)らを次々と獲得。しかし、資金提供を予定していた投資家から十分な保証を得られず、フランスのクラブ財務監督機関の承認を得ることができなかった。その結果、予算は約2400万ユーロ(約45億円)を軸とする規模まで縮小。フランシスコら大型補強の一部も相次いでチームを離れることになった。

 アスヴェルは以前から財政面の問題を抱えており、2025年にはフランスの会計検査機関も構造的な赤字を指摘していた。そうしたなかで今夏の大型プロジェクトが頓挫し、チーム編成も大きく見直されることになった。フランシスコはアスヴェルでプレーすることなく契約バイアウトを経てパナシナイコス・アテネへ移籍。タイスはイスラエルのマッカビ・テルアビブへ移っている。

 そうしたなかでパーカーが選んだのが、自身のサラリーを大幅に減額することだった。パーカーは同紙の取材に対して以下のようにコメントしている。

「私のコーチングスタッフ全員がここにいることが重要だ。今回起きたことによって、彼らが苦しむべきではない」

 当初予定されていたチームの予算が半分以上削減され、自身の報酬も約8割の減額となったパーカーだが、スタッフを残すことを優先し、自ら負担を引き受ける決断を下した。かつてNBAで4度の優勝を経験し、フランス代表でも長年活躍したパーカーが、指揮官としてもクラブの再建を担っていく。

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