2018.04.16
3月29日(現地時間28日)のユタ・ジャズ戦。ボストン・セルティクスは94-94で迎えた第4クォーター残り1.3秒にジェイレン・ブラウンが決勝の3ポイントを決めた。これで西海岸4試合遠征を連勝で締めたセルティックス。ブラウンがクラッチショットを決めたあと後ろに倒れると、ジェイソン・テイタムが寄ってきてブラウンの胸をパンチするフリをし、上体をあげたブラウンを再び床に押し倒す。ブラウンが立ちあがって歩き始めると、テイタムは、それはうれしそうな顔をして後ろからブラウンに抱き着いた。
コートを離れると言葉少ないテイタム。しかし、コート上では別人だ。アグレッシブで何事も恐れない。多くの偉大な選手を生み出したセルティクスのユニフォームを身にまとい、「僕はNBA史で一番のフランチャイズ・プレーヤーになりたい」と貪欲に話す。
一方、ブラウンもコートを離れると、ほとんど表情のない選手だ。しかし、彼の言葉の中から信念を感じる。「人は僕のことをああだ、こうだと言う。でも僕は首を横に振り、『そうじゃない』と言う。そして、どれだけ時間がかかろうとも、どれだけの努力を要そうとも、自分の力を証明しようと思う」と話す。
実は決勝点となった3ポイントは、ルーキーだった昨季、評価されなかったと受け止め、オフ中に練習を重ねた。その結果、今季76試合を終えた時点で昨季の倍以上となる279本を打ち、106本の成功で成功率は38パーセントだ。
今季開幕戦では、チームの要となるはずだったゴードン・ヘイワードが左足首を骨折し出鼻をくじかれた。しかしチームはそれに怯むことなく、カイリー・アービングを中心に開幕から30試合で24勝と快進撃を遂げた。そのアービングが左膝痛と左膝手術で3月半ばから離脱したが、以降の9試合で7勝2敗。4月1日(同3月31日)にはイースタン・カンファレンストップのトロント・ラプターズにも勝ち、6連勝で昨季の53勝に並んだ。ブラウンも同じ頃、脳震とうで6試合の欠場を強いられた。それでもテイタムをはじめ、他の選手が力を合わせて勝利を重ねている。
今季華々しいデビューを飾っているテイタムは、「ベストプレーヤーがケガをしてしまった」と開幕戦でゴードンを失ったことが、動機づけを高めるきっかけになったことを明かした。昨季NBAファイナルにあと1歩のところで敗れた経験をしたブラウンは、「今でもあの時の不快な気持ちが残っている。だから、もう負けたくない」と執念を燃やす。
アービングはいつ戻ってくるかわからない。しかし、コート外では大人しく、コート上では果敢に戦う2人の若手を中心に、セルティックスが大暴れする様子は簡単に想像できる。
文=山脇明子
楽天モバイルなら
追加料金0円でNBAが楽しめる!【PR】
楽天モバイルの「Rakuten最強プラン」を契約すると、通常4,500円(税込)の「NBA LEAGUE PASS for 楽天モバイル」で何と追加料金0円でNBAを楽しめます。
携帯キャリアを乗り換えず、「デュアルSIM」としての契約もおすすめ。最安料金は1,000円(税込)以下! 世界トップのバスケをお得に観戦できるチャンスをお見逃しなく。
八村塁の活躍を見逃すな!
世界最高峰のNBAを観るなら
WOWOWオンデマンドで【PR】
「WOWOWオンデマンド」とは、テレビやBS視聴環境がなくてもWOWOWのコンテンツを月額2,530円(税込)で楽しめるサービスです。
2018.04.16
2018.04.13
2018.04.06
2018.04.02
2018.03.25
2018.03.14