2018.04.20

カイリーの言葉に勇気づけられるセルティックス、エースの代役が連勝に貢献

プレーオフ2試合で平均23得点5.5アシストを挙げているポイントガードのテリー・ロジアー [写真]=Getty Images
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 エースのカイリー・アービングを欠きながらも、若手主体のチームでプレーオフ2連勝を飾ったボストン・セルティックス。その躍進の中心にいるのは、3年目を迎える24歳のポイントガード、テリー・ロジアーだ。

 カイリーが離脱して以降、先発ポイントガードを務めるロジアーは、プレーオフ2試合で平均23得点5.5アシスト3.5リバウンドをマーク。さらに計78分間の出場でターンオーバーを1つも犯しておらず、エリートポイントガード顔負けの活躍を見せている。なぜプレッシャーが掛かるプレーオフで、レギュラーシーズン(1試合平均11.3得点)以上のパフォーマンスを発揮できるのか。その答えは、離脱中のエースの存在にあるのかもしれない。

左膝の手術により、欠場しているカイリー・アービング(右) [写真]=Getty Images

 現地メディア『ESPN』によると、カイリーは試合前にチームメートをテキストメッセージで勇気づけているという。控えガードのシェーン・ラーキンは、「僕らの多くは普段プレーオフで見ないような選手たちばかりだ。だから彼は試合前、全員にアドバイスをくれるんだ。コート上にはいないけど、コートの外から助けてくれる。僕らは一緒に戦っているんだ」と語る。

 また、若いチームを引っ張るアル・ホーフォードも「カイリーのメッセージは大きな意味を持つ。彼がいないのはチームにとって非常にタフだ。でも彼は、チームに何か貢献できることがないか探そうとしてくれているんだ。彼がチームにいてくれて本当に良かったよ」と、その献身ぶりを絶賛した。

 ロジアーの他にも、ルーキーのジェイソン・テイタム、2年目のジェイレン・ブラウンと、プレーオフでの経験の浅い選手がそろうチームにとって、3度のNBAファイナル出場と1度のファイナル制覇の経験を持つカイリーのメッセージは大きな自信につながるだろう。

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