2018.05.24
5月10日(現地時間9日)、『ESPN』内の番組『The JUMP』に、スコッティ・ピペン(元シカゴ・ブルズほか)が出演。
ブルズ在籍時に6度のNBAチャンピオンを獲得した輝かしい実績を誇るピペンは、14日(同13日)から幕を開けるイースタン・カンファレンス・ファイナルについて自身の見解を述べた。
ボストン・セルティックスとクリーブランド・キャバリアーズによるイースト決勝は、前者がホームコート・アドバンテージを持っているものの、エースでありリーグ屈指のクラッチプレーヤーでもあるカイリー・アービングが不在のため、万全の戦力とは言えない中、現在プレーオフ5連勝中のキャブスと戦うこととなる。
昨年も両チームはイースト決勝で顔を合わせたのだが、セルティックスはエースのアイザイア・トーマス(現ロサンゼルス・レイカーズ)がシリーズ途中で戦線離脱したこともあり、1勝4敗で敗れている。
もっとも、現在のロースターは、両チームとも1年前とは大きく異なる。昨年も在籍していた選手は、両チーム合わせて9選手(セルティックス4選手、キャブスが5選手)しかいない。それでも、セルティックスの4人(アル・ホーフォード、マーカス・スマート、テリー・ロジアー、ジェイレン・ブラウン)は現有戦力の中心であり、キャブスの5人(レブロン・ジェームズ、ケビン・ラブ、JR・スミス、カイル・コーバー、トリスタン・トンプソン)も主力を務めており、今年のイースト決勝でも多くのプレータイムを得ることだろう。
ピペンはこのシリーズについて聞かれると、開口一番に「私はボストン(・セルティックス)がキャブスを倒せると思う」とコメント。「私は(このプレーオフで)とてつもない自信を持ってプレーしている点。そして若い選手たちがステップアップし、リーダーシップも発揮していることが好きだね」とピペン。
「レブロンに対しては、(ジェイソン・)テイタムがすばらしいマッチアップ相手になるだろう。ロジアーは今、とてつもない自信を持ってプレーしている。ブラウンとスマートも、チームを勝利へと導くべく、ハードに仕事をこなしている」と続けた。
昨年のシリーズでは、当時ルーキーだったブラウンがアグレッシブなプレーで躍動し、レブロンとのマッチアップでも奮闘。スマートも頑強な身体を駆使してレブロンのガードをするシーンも見られた。ここ7試合連続で20得点以上を挙げているテイタム、アグレッシブなプレーでけん引するロジアーも、決して侮ってはならない存在だ。今年のイースト決勝で、キャブスがどのようにセルティックスを抑えるかも、興味深いところ。
はたして、セルティックスは過去3年連続でイーストを制しているキャブスを下すことができるのだろうか。もしセルティックスがイーストを勝ち上がることができれば、2010年以来のNBAファイナル進出となる。
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