2018.07.31

故郷に公立校を開校したレブロン「どこでプレーしていようとホームは常にアクロンだ」

公立校の開校に合わせて登場したレブロン[写真]=Getty Images
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絶大な影響力を誇るレブロンは、アスリートを超越した存在

 7月31日(現地時間30日)、オハイオ州アクロンに、新たな公立校“I Promise School”が開校した。

 これはレブロン・ジェームズロサンゼルス・レイカーズ)による「レブロン・ジェームズ・ファミリー基金」とレブロンの故郷であるアクロン市が共同で設立した公立校である。

 開校に合わせて、レイカーズ移籍後としては初となる公の場に登場したレブロンは、「今は少しほろ苦い瞬間です。子どもたち、そしてこのコミュニティーが周囲を囲んでくれる中、私は今ここに座っていますが、同時に今の私は(クリーブランド・キャバリアーズの一員ではなく)レイカーズの一員になっています」と現地メディア『ESPN』のレイチェル・ニコルとのインタビューで口にしていた。

 また、今回の移籍について、レブロンはこのように語っている。

 「ホームを離れる時や複数年を過ごした組織を離れる時というのは、いつだってタフな決断です。(2010年に)初めて故郷を離れた時、(14年に)マイアミ(・ヒート)を離れた時、そして今年、再びクリーブランドを離れることになりました。それは間違いなくタフな決断でした。ですが、この決断は私自身と家族にとってベストなものです。私とチームの双方が共に過ごした時間と、その中で生まれたいくつもの瞬間に感謝し、すばらしいものと感じることができたと思っています」。

 今夏、レブロンは故郷を離れてロサンゼルスへ移籍した。それでも、経済面や学力面で苦しんでいる大勢の子どもたちやその家族をサポートすべく、故郷にこの学校を設立したことは、レブロンという男のすばらしさを十二分に表していると言っていい。

レブロンの思いが込められた“the I Promise School”[写真]=Getty Images

 世界中のバスケットボールファンだけでなく、子どもたちからも高い人気を誇るレブロン。NBAという枠を超え、1人のアスリートとして絶大な影響力を持っていることは間違いない。レブロンはスポーツについて、自身の考えをこう述べている。

 「私はスポーツという業界にいます。スポーツなしでは、我々がここにいることはなかったかもしれません。私はスポーツというのはレースをストップするようなものだと思っています。どのレースにも、共に闘うという共通した1つのゴールがあります。勝利するため、楽しむため、友情を育むといったことがあります。そのスポーツが、私にすべてのことをもたらしてくれました。私はスポーツこそが、人々を結び付けることができる結論なのだと思っています」。

 そして、「ロサンゼルスやほかの都市でプレーしていようとも、私にとってのホームは常にオハイオ州アクロンです」と語ったレブロン。

 現役引退前に、レブロンが再びキャブスのユニフォームを身にまとう日が来るのかもしれない。

オハイオ州アクロンが生んだスーパースター、レブロンの今後に注目だ[写真]=Getty Images

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