2019.01.28
マイアミ・ヒートが誇るレジェンド、ドウェイン・ウェイドは、キャリア16シーズン目となる今季をもって、NBAから引退することを表明している。
ここまで出場全27試合すべてでベンチスタートのウェイドは、平均25.5分14.1得点3.6リバウンド3.9アシストを記録。平均得点はチーム3位と、今月中旬に37歳を迎える大ベテランとしては、上々の成績と言っていいだろう。
“One Last Dance”を楽しむウェイドにとって、今年のオールスターファン投票途中経過でイースタン・カンファレンスのバックコート部門で2位に入ったことはうれしかったに違いない。
ウェイドはカイリー・アービング(ボストン・セルティックス/91万329票)に次ぐ40万9,156票を獲得。今季限りでNBA引退という要因もあるだろうが、その人気の高さも健在。開催地シャーロットに本拠地を置くホーネッツのエース、ケンバ・ウォーカー(31万9,519票)との差は約9万票のため、まだまだ分からないものの、ラストシーズンにオールスター出場となれば、2016年以来の球宴返り咲きとなる。
ヒートで指揮官を務めるエリック・スポールストラHCは、ウェイドが03年に入団した当時から間近で見てきた。その間、スポールストラHCはアシスタントコーチからヘッドコーチへ昇格し、ヒートで計3度の優勝を共に勝ち取ってきた。
スポールストラHCは現地メディア『AP』からファン投票によるウェイドのオールスター選出の可能性について聞かれると「数多くのウェイドファンがいるからね。オールスター出場に値すると思うよ」と語っている。
オールスター選出12度を誇るウェイドは、10年に28得点6リバウンド11アシスト5スティールを挙げてMVPに輝いたほか、12年には24得点10リバウンド10アシストのトリプルダブル、13年は21得点7アシスト2スティール2ブロックと、華やかな舞台で印象的なプレーを何度も見せてきた。
これまでのキャリアで残してきた功績から見れば、スポールストラHCが言うように、ウェイドはオールスター選出に十分値する選手。それだけに、今後もウェイドの動向には注目していきたい。
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