2019.05.16
5月6日(現地時間5日)、フィラデルフィア・シクサーズとのプレーオフのイースタン・カンファレンス・セミファイナル第4戦を101-96で勝利したトロント・ラプターズ。
敵地ウェルズ・ファーゴ・センターでの一戦で39得点14リバウンド5アシストを挙げ、試合終盤にはゲームを決定づける3ポイントシュートを、ベン・シモンズとジョエル・エンビードの上から沈めたラプターズのカワイ・レナード。今季プレーオフでは、平均32.3得点7.7リバウンド3.4アシストをマークし、フィールドゴールパーセンテージ58.7パーセント、3ポイントシュート50.0パーセントという驚異的なスタッツを残している。
また『ESPN』によると、レナードはシクサーズとのシリーズにおいて、コートに出ている117分の間は通常よりも19得点多くチームのオフェンス力を引き出し、ラプターズのフィールドゴールパーセンテージも48パーセント、ネットレーティング(試合における得失点差)はプラス7.2と非常に攻撃的。しかし、ベンチに下がっている27分間は、得点はマイナス33となり、シュート率も半分となる24パーセントもまで落ち、ネットレーティングに関してはマイナス52.5パーセントまで下がるという。
チームのオフェンスに大きな影響を与えながら、常にクールな表情でラプターズをリードするレナード。第4戦を制してシリーズを2勝2敗に戻しても、表情に大きな変化はなかった。
「懸命にスマートに戦うこと、そしてシュートを打つ。それが我々のスタイル。ゲーム4は勝つことが必要で、重要な夜となった。それはゲーム5でも必要なんだ。ただ続けること、48分間戦うことなんだよ」
試合終了直後のインタビューで冷静にコメントした彼が、キャリアベストのパフォーマンスを見せているのは、ひょっとしたら心の中には情熱的な闘争心を抱いているのかもしれない。今後のプレーオフにおける最高のプレーに注目したい限りだ。
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