2019.11.30
11月28日(現地時間27日)。ロサンゼルス・レイカーズがニューオーリンズ・ペリカンズのホーム、スムージーキング・センターに乗り込んだ。
今季からレイカーズでプレーするADことアンソニー・デイビスにとって、この日は2012年のドラフトから昨季までの7シーズンを過ごした古巣への凱旋。今年1月末にペリカンズと契約延長する意思がなく、トレードを志願したことで物議をかもし、昨季終了後にレイカーズへと移籍したデイビスには大きな注目が集まったのは言うまでもない。
試合はホームのペリカンズがドリュー・ホリデー(29得点6リバウンド12アシスト3スティール)、ブランドン・イングラム(23得点10リバウンド2ブロック)、JJ・レディック(18得点)らの活躍で、第3クォーター終了時点でレイカーズから10点をリードする。
だが第4クォーター開始からレイカーズが猛追。トロイ・ダニエルズのドライブを皮切りに、レブロン・ジェームズのレイアップ、カイル・クーズマの長距離砲など立て続けに得点し、約3分間で1点差まで追いつく。
するとペリカンズは、デイビスとのトレードでペリカンズへ加入したジョシュ・ハートとイングラムらが加点し、残り7分41秒で4点差へと引き離すも、レイカーズの勢いは止まらない。
レブロンがデイビスのアリウープダンクを演出すると、その後はレブロンがジャンパーや3ポイントを突き刺してレイカーズが残り5分25秒で5点のリードを奪う。ペリカンズはイングラム、レディックらが加点していくも、残り1分7秒にクーズマが値千金の3ポイントを突き刺し、最後はデイビスがフリースローを沈めて最終スコア114-110で勝利を手にした。
今季最長となる9連勝を飾ったレイカーズでは、デイビスがシーズンハイとなる41得点に9リバウンド3スティール、レブロンが29得点11アシスト、3ポイントを4本全て沈めたクーズマが16得点、ドワイト・ハワードが9得点7リバウンドをマーク。
デイビスは「間違いなく、僕の感情は高ぶっていた。この試合は両方のチームがカレンダーに○印をつけていたと思う。そして彼らは全力で向かってきたけど、僕らは勝利することができたよ」と振り返った。
ペリカンズにリードを許す時間帯もあった中、「チームメートたちが僕に『AD(デイビスの愛称)、心配すんな。俺たちはこの試合に勝てるさ。お前のために勝利する方法を見つけ出してやる』と言ってくれたんだ」と明かしている。
「キャリアをスタートさせた場所であり、数々の記録を残し、組織とコミュニティへ多大な貢献をした都市に戻った時というのは、いつだっていいプレーをして勝ちたいものだ。俺たちはそのことを理解していたから、勝利すべくトライしたかったんだ」と語ったのはレブロン。
最終クォーターに殊勲の働きを見せたレブロンは「俺にとって、今は勝利する時なんだ。第4クォーターは、俺たちが何点差で負けていようが、ゲームがどんな流れになっていようと、最初から勝利するためにプッシュしていこうと決めていた」と新たな相棒へ勝利をもたらすべくプレーしていたと明かした。
レイカーズは今季戦績を16勝2敗とし、リーグトップを堅持している。次戦は30日(同29日)に行われるワシントン・ウィザーズ戦。現状ではレイカーズが圧倒的有利だが、油断することなく確実に勝利すべく、準備を進めていくことだろう。
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