2020.01.15
11月27日(現地時間26日)終了時点で、ロサンゼルス・レイカーズは堂々リーグトップの15勝2敗。現在も8連勝中と、好調を維持している。
その好調を陰で支えている一人がベテランセンターのドワイト・ハワードだ。昨季までのキャリア15シーズンでベンチスタートはわずか1試合だったハワードだが、今夏ロールプレーヤーとして新境地を開拓し、ベンチスタートながら殊勲の働きを見せている。
ハワードはここまで17試合に出場し、平均20.2分6.7得点7.2リバウンド1.5ブロック。フィールドゴール試投数は平均3.5本ながら成功率は75.0パーセントと、与えられたシュートチャンスを確実に決め切っていると言っていい。
そんなハワードが、自身の役割について『Spectrum SportsNet』へ語っていたので紹介したい。
「ベンチスタートを楽しんでいるんだ」と切り出したハワードは「僕は他のチームが(試合の中で)やっているスキームを見ることができるというチャンスを得ている。自分がフロアのどの部分で必要なのか、ピック&ロールもそうだし、自分のエナジーがどれだけ必要なのかを把握して、ゲームに出たら複数のブロックショットを決めるようにしている」とハワード。
レイカーズにはレブロン・ジェームズという現役最高級のリーダーがおり、フロントコートにはアンソニー・デイビス、カイル・クーズマといったスコアラーがいるため、ハワードはディフェンス中心の役割に専念することができている。
「僕はベンチで(相手チームの)ディフェンスとオフェンス(の動き)を読んでいるんだ。そして自分がどうすればチームメートたちの役に立てるかを見ている。自分にとって、これまでとは全然違う役割ではあるけど、それを楽しみながらできているよ。僕は今、コートに立つ前に、コート上の全てを見ることができる選手になりたいと思ってるんだ」と口にしており、ハワードは今こなしている役割に誇りを持って臨んでいることがわかる。
現役ビッグマンとしてトップレベルの実績を持つハワード。ベンチから登場して献身的なプレーを続けるセンターの存在は、レイカーズがリーグベストの戦績を残している要因の一つと言っていいはずだ。
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