2021.01.30
1月16日(現地時間15日)終了時点で、NBAの30チームは40試合前後を消化。4月中旬まで続くレギュラーシーズンの折り返し地点に入った。
そんな中、現在リーグで最も長い連勝を記録しているのがユタ・ジャズ。1月に入って7戦無敗の10連勝中で、直近16試合でも15勝と絶好調。15日(同14日)のブルックリン・ネッツ戦を終えたエースのドノバン・ミッチェルも「僕らはすごく調子がいい」と自信を見せている。
レギュラーシーズン最初の40試合で、今季のジャズは28勝12敗(勝率70.0パーセント)を記録。同条件でジャズが勝率7割を超えたのは4度目で、直近ではロックアウトにより50試合の短縮となった1998-99シーズン(32勝8敗で勝率80.0パーセント)以来という快進撃。
今季はエースのドノバン・ミッチェル(平均24.2得点4.3リバウンド4.4アシスト)に次ぐ第2の得点源としてボーヤン・ボグダノビッチ(平均20.9得点4.2リバウンド2.0アシスト)が台頭。守護神ルディ・ゴベア(平均14.9得点14.5リバウンド1.9ブロック)も安定した活躍を見せている。
司令塔のマイク・コンリーが左ハムストリングを痛めて欠場しており、本調子とは言えないものの、スターターに定着した3年目のロイス・オニールが奮戦。ここまでデンバー・ナゲッツと並んでウェスタン・カンファレンス2位タイという好位置にいる。
そのキーマンとして挙げたいのが、ジョーダン・クラークソンとジョー・イングルズ。
昨年12月下旬にクリーブランド・キャバリアーズからトレードで加入したクラークソンは、シックスマンとして平均15.0得点1.9リバウンド1.3アシストをマーク。ジャズの10連勝は、クラークソンが加入してからスタート。ここまでクラークソンがプレーした試合でジャズは10戦無敗を誇っている。
そしてもう1人はイングルズ。シーズン序盤は主にシックスマンを務めていたが、12月序盤からスターターへ昇格。この男が先発でプレーした試合でジャズは16勝4敗という高勝率。
特に12月2日(同1日)以降、リーグでは111選手が少なくとも75本の3ポイントを放っており、そのうち110選手が46.8パーセント以下の成功率なのだが、イングルズはなんと52.8パーセントという見事な成功率を残していると『StatMuse』が報じている。
今後に向けて、コンリーが戦列復帰すればさらなる戦力アップも見込めるため、ジャズの勢いがどこまで続くのか注目していきたい。
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