2020.06.15
今季はシーズン序盤から勢いに乗り、見事に7年ぶりのプレーオフ進出を決めたロサンゼルス・レイカーズ。2010年以来の優勝を目指し、ここまでチームは一体となって勝利を重ね、ウェスタン・カンファレンス首位をキープしている。
今季はチームのスーパースターであるレブロン・ジェームズや、新加入したアンソニー・デイビスらの支配的な活躍ぶりによって勝負を決定づけることが多かった。しかし、ロックダウンディフェンスでハンドラーを苦しめるエイブリー・ブラッドリー、スクリーンやリバウンドなどで献身的な働きをみせるドワイト・ハワード、普段はベンチからベテランとして味方を支え、わずかな出場時間で3ポイントシュートを決めてチームに貢献するジャレッド・ダドリーなど、ほかのメンバーの貢献度も計り知れない。
今シーズンは優勝という共通の目標を達成するために、こうしてメンバー全員が己の役割に徹しているレイカーズ。『SB Nation』によれば、チームのシューターであるダニー・グリーンが、今季レイカーズのメンバーの精神性について、以下のようにコメントしたそうだ。
「個人的にはベストシーズンを送れていなかった。けれど仲間たちに囲まれて、チームとともに喜びを抱けたし、このグループで成功を経験した。チームの皆は掲げた目標を胸に刻み、シーズンを楽しんでいた。誰一人として、自分たちの数字について気にすることはなかったし、個人として成し遂げたことに囚われることもなかった。プレーする時間が10分から15分、20分から25分、もしくは5分だけだったとしても、試合を楽しんで勝利した。僕らは本当に楽しいと感じていたから、自分の数字を気にしていなかったんだよ」
グリーンが述べたように、リーグ制覇という大きな目標達成のためには、利己的なプレーや考えではなく、仲間と想いを共有させてチームへ貢献することが重要になってくるのだろう。「皆がそれぞれ自分のパートをこなした。自身の能力における最大限の力を、自分の役割で発揮したんだ」と彼が語るように、今季のレイカーズはまさしく優勝に向けて一体感を示している。
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