2020.04.14
今季でキャリア11年目のダニー・グリーン(ロサンゼルス・レイカーズ)にとって、ロサンゼルス・クリッパーズでプレーしているカワイ・レナードは、昨季までの8シーズンを共にプレーしてきた元チームメート。
2013、14年はサンアントニオ・スパーズでNBAファイナルへ進出し、14年にはキャリア初のNBAチャンピオンに輝き、昨季もトロント・ラプターズで2度目の優勝を経験した。
昨夏フリーエージェント(FA)となったグリーンはレイカーズ、プレーヤーオプションを破棄して制限なしFAとなったレナードはクリッパーズへと加入。3月4日(現地時間3日、日付は以下同)終了時点でレイカーズはウェスタン・カンファレンス首位の47勝13敗、クリッパーズはウェスト2位の42勝19敗という好成績。
中でもレナードは、ここまで47試合に出場して平均32.3分27.0得点7.5リバウンド5.2アシスト1.8スティールを残しており、得点・リバウンド・アシストの主要3部門でキャリアハイとなっている。
レイカーズとクリッパーズによる“LA対決”は、ここまで2試合を終えてクリッパーズが全勝。レナードは2試合平均32.5得点9.0リバウンド5.0アシスト、フィールドゴール成功率55.3パーセント、3ポイント成功率50.0パーセント、フリースロー成功率94.4パーセントと絶好調。
3月9日に迫るクリッパーズとの第3戦を前に、グリーンは「僕らは全員が彼の強みを知ってる」と『Heavy』へ切り出し、「僕らは全員、彼ができることを知ってるんだ。だからなるべく彼には得意のスポットへ行かせず、リズムに乗って快適にさせないように、できる限り制限できるようにしていく。それを実行すると共に、オフェンス時にはスクリーン&ロールで巻き込んだり、ボールムーブメントを展開することで、(ディフェンス時にも)動いて仕事をさせるようにしていく」と続けていた。
レイカーズはレナードに対して、グリーンやレブロン・ジェームズ、ケンテイビアス・コールドウェル・ポープ、エイブリー・ブラッドリー、あるいは新加入のマーキーフ・モリスをマッチアップさせるだろう。
だがその一方で、レイカーズがクリッパーズを下すためには、レブロンの奮起がマスト。この2試合で平均20.5得点にフィールドゴール成功率37.2パーセント、3ポイント成功率17.6パーセントと不振だからだ。
クリッパーズはレナード、ポール・ジョージ、パトリック・ベバリーというリーグ有数のディフェンダーたちに加え、トレードデッドラインに獲得したマーカス・モリスという新たな刺客を送り込んでくることが予想されるだけに、チームメートたちがどれだけレブロンへの負担を軽減できるかもポイントになりそう。
今季はプレーオフで激突する可能性もあるだけに、レイカーズが一矢報いることができるのか。楽しみに待ちたいところだ。
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