2021.02.17
9月20日(現地時間19日、日付は以下同)。ボストン・セルティックスはマイアミ・ヒートとのイースタン・カンファレンス・ファイナル第3戦に臨み、一度もリードを許さずに117-106でシリーズに初勝利した。
第1戦で14点、第2戦では17点ものリードを手にするも逆転負けを喫し、試合後のロッカールームではマーカス・スマートとジェイレン・ブラウンがヒートアップするなど大荒れとなり、ブラッド・スティーブンズHC(ヘッドコーチ)がジェイソン・テイタム、ケンバ・ウォーカーも含めたリーダー格の4人を集めてミーティングを実施。
「ロッカールームにはすげえヤツらがいた。いろんな感情と情熱が入り混じっていた。でも結局のところ、俺たちはファミリーであり、一緒にここにいる。この試合はチームが一丸となったら、俺たちはハイレベルな意志を持ち、勝利するまで我慢することができるといういい例さ」。
試合後にそう語ったブラウンはチームトップの26得点に7リバウンド5アシスト3スティールの大暴れ。さらにテイタムが25得点14リバウンド8アシスト、ケンバが21得点6リバウンド、スマートが20得点6アシストをマーク。
また、ダニエル・タイスとスマートがファウルトラブルに陥ったものの、この試合から右足首ネンザで戦線離脱していたゴードン・ヘイワードが戦列復帰。早速30分以上プレーしたことで「めちゃくちゃ疲れた。足首がすごく痛いよ」と漏らすも、6得点5リバウンド4アシスト3スティール1ブロックと復帰初戦でまずまずの成績を残して勝利に貢献。
「俺たちにはすばらしい闘争心が備わってる。今夜それを見せることができた」とケンバが振り返ったとおり、セルティックスはこの試合でヒートのフィールドゴール成功率を38.8パーセント(33/85)に抑え込んでみせた。
敗れたヒートではバム・アデバヨがいずれもゲームハイとなる27得点16リバウンドに3スティール2ブロック、タイラー・ヒロが22得点4アシスト、ジミー・バトラーが17得点8リバウンド3アシスト2ブロック、ダンカン・ロビンソンが13得点、ジェイ・クラウダーが10得点6リバウンド5アシスト。
最初の2戦で両チームトップの平均27.0得点をあげていたゴラン・ドラギッチは、セルティックスの厳しいマークにあってフィールドゴール成功率20.0パーセント(2/10)の計11得点に5ターンオーバーと苦しんだ。
「俺たちは前半の間に相手の動きを見て把握しようとしたんだ。それで3、4クォーターに巻き返そうとした。でも俺たちはそういうタイプのチームじゃない。ディテールにもこだわってプレーしなきゃならない」。
そう悔やんだアデバヨだが、後半だけで見れば56-54とヒートはセルティックスを2点上回ることに成功。リードを奪うことこそできなかったものの、24日に行なわれるシリーズ第4戦に向けて、何か手ごたえをつかんだのかもしれない。
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