2020.12.30

バックスがヒート相手にNBA新記録となる29本もの3ポイントをさく裂させて快勝

昨季プレーオフのリマッチはバックス(左/アデトクンボ)がヒート(右/ヒーロー)に圧勝[写真]=Getty Images
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ホリデー、ディヴィンチェンゾ、ミドルトンらが高確率で沈めてヒートを一蹴

 12月30日(現地時間29日、日付は以下同)に行なわれたマイアミ・ヒート戦。ミルウォーキー・バックスのフランチャイズプレーヤー、ヤニス・アデトクンボは約24分の出場で9得点に終わったことで、2017年2月14日から続いていた連続2ケタ得点記録が108でストップ。プレーオフも含めると132試合にも及んだ記録がこの日途絶えることとなった。

 もっとも、この日バックスは昨季プレーオフのカンファレンス・セミファイナルに1勝4敗で敗れたヒート相手に144-97で快勝。アデトクンボは6リバウンド6アシスト3スティールをマークし、チームの今季2勝目(2勝2敗)に貢献。

 28日のニューヨーク・ニックス戦に110-130で敗れたバックスの選手たちは、この試合でヒート相手にアウトサイドシュートの大雨を降らし、NBA新記録となる29本もの3ポイントを放り込んでみせた。

 バックスではクリス・ミドルトンが25得点4リバウンド5アシスト2スティール、ドリュー・ホリデーが24得点7アシスト3スティール、ドンテ・ディヴィンチェンゾが17得点、ブルック・ロペスが14得点、ブリン・フォーブズが12得点、ボビー・ポーティスが11得点、DJ・オーガスティンが10得点をマーク。

「自分たちはシューティングがうまいということは知っていた。だけどまさかあんなに入るだなんて思いもしなかった」とロペスが振り返ったように、バックスはホリデーが6本、ディヴィンチェンゾが5本、ミドルトンが4本を決めるなどチーム全体で3ポイント成功率56.9パーセント(29/51)をたたき出し、32アシストに14スティールという好数字も残している。

 これまでの最多記録は2019年4月8日のフェニックス・サンズ戦でヒューストン・ロケッツが残した27本。バックスは2本も更新したことになる。

 今季4試合を終えて平均26.3得点6.5リバウンド5.8アシストに加え、フィールドゴール成功率57.6パーセント、3ポイント成功率51.9パーセントと絶好調のミドルトンはアデトクンボを称えている。

「すごいことだね。でも僕はこういったショーはヤニスを信頼しているからだと思う。彼は(プレーオフとは違ってこの試合で)うなだれるようなこともなかったし、彼自身でオフェンスをクリエイトする必要もなかった。彼は周囲にシューター陣がそろっていると分かっているんだ。彼らのうち何人かがオープンになれば、すぐさま見つけてくれるのさ」。

 一方のヒートでは、ジミー・バトラーアンドレ・イグダーラが欠場。タイラー・ヒーローが23得点7アシスト、ケンドリック・ナンが15得点6アシスト、エイブリー・ブラッドリーが14得点、バム・アデバヨが12得点6リバウンド4アシスト、プレシャス・アチウワが10得点を残すも、イースタン・カンファレンスのライバルに大敗を喫することとなった。

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