2021.04.08

6試合ぶりの復帰で26得点を挙げたビール、指揮官は「離脱していたと思わせないプレーだった」と評価

復帰戦でビールは26得点をマーク(写真は3月15日)[写真]=Getty Images
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 4月8日(現地時間7日、日付は以下同)、ワシントン・ウィザーズがオーランド・マジックと対戦し、131-116で勝利した。

 チームとして3ポイントシュートを50パーセント近い確率で沈めるなど、いいシュートタッチから得点を奪って連敗をストップしたウィザーズ。この試合ではケガを負って欠場していた選手が復帰し、ブラッドリー・ビール八村塁が久しぶりの出場を果たした。なかでもビールは3ポイントシュートを6本中4本沈めるなど、復帰早々にもかかわらずテンポ良くシュートを成功させ、26得点をマーク。チームの5試合ぶりの勝利に大きく貢献した。

 試合後、会見に応じたビールは、「医学的に僕のケガは『異常感覚性大腿神経痛』と言うらしい。太もも(と腰回り)の外側の神経痛で、脚の痛みとしびれがあったので1週間半欠場した」と自身のケガについて明かした。「出場するかしないかは自分の判断だった」というが、「このケガばかりは多少痛みがあっても試す必要があった」と完治する前に出場の判断を下したようだ。実に6試合ぶりの復帰だったが、3ポイントシュート成功率66.6パーセント、26得点を挙げるというハイパフォーマンスを披露。本人曰く「今日はそんなに違和感はなかった。ここ1週間半感じていた痛みはなかったので良かった」とのことだが、試運転にも関わらずエースたる活躍を見せてくれた。

 その活躍に、スコット・ブルックスヘッドコーチも「ブラッドは離脱していたとは思わせないプレーぶりだった。彼がダイナミックで優れた選手である証だ。1試合も欠場していたように見えなかった」と手放しで評価。指揮官にとっても待望の復帰だったようだ。

 ウィザーズは10日からゴールデンステイト・ウォリアーズ、フェニックス・サンズ、ユタ・ジャズ、サクラメント・キングスとの西海岸4連戦が待ち受けている。特にサンズとジャズはウェスタンカンファレンス上位チームであり、厳しい戦いが予想されるが、ビールが強豪相手にどのようなパフォーマンスを披露してくれるのか期待したい。

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