2021.07.16

ロスター再編成を目指すレイカーズ…クーズマのトレードを検討?

今季はレイカーズでキャリア4年目を迎えたクーズマ[写真]=Getty Images
バスケ情報専門サイト

「自分は平均25得点できると思うし、オールスター選手にだってなれるはずだ」

 今シーズン、NBAキャリア4年目を迎えたロサンゼルス・レイカーズカイル・クーズマ。ルーキーイヤーからレイカーズでプレーし続け、アンソニー・デイビスが加入したキャリア3年目には、ベンチスタートのロールプレーヤーとして活躍。ディフェンスやリバウンドを中心にチームに貢献すると、その年に悲願の優勝を達成した。

 キャリア最初の2年間はスコアラーとして活躍しながらも、3年目以降はチームの事情でまったく異なる役割を受け入れ、結果的に成功を収めたクーズマ。今季もレブロン・ジェームズとデイビスがメインでプレーするなか、3番手や4番手として、アウトサイドやディフェンスなどマルチな活躍でチームを支えていた。

 だが来季の優勝に向けて現在ロスター再編成に取り組んでいるレイカーズは、クーズマの放出を検討しているのかもしれない。『Bleacer Report』のジェイク・フィッシャー記者によれば、レイカーズは現在クーズマのトレードバリューを市場で調査しており、他球団がそのトレードに関心を持っているかどうかを調べているそうだ。

 また同メディアを通して、クーズマは「自分は平均25得点できると思うし、オールスター選手にだってなれるはずだ」と、今季終了後にコメントしていた。ディフェンスにリバウンド、アシストや3ポイントシュートなど、キャリア3年目以降は万能なプレーを見せていたものの、「定まりのない役割を安定してこなし続けるのは本当に難しい」と、自身のチームにおける役割についても苦言をもらしている。

 現在噂されるレイカーズの水面下での動きが、クーズマの発言に直接的な関わりがあるかは定かではない。だがクーズマは自分が将来的にチームのファーストオプションになれる自信を持っており、今後は明確な役割をこなしたいことが発言からうかがえる。果たしてこのオフシーズンに両者に大きな動きがあるのか、注目を集めることになりそうだ。

カイル・クーズマの関連記事