2021.07.18

アメリカ代表がロースター変更、ビールとラブが辞退し、ジョンソンとマギーが本戦へ

セレクトチームから昇格となったジョンソン[写真]=Getty Images
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 7月17日(現地時間16日、日付は以下同)。USAバスケットボールは、東京オリンピックに出場するアメリカ代表のロースター変更を発表した。

 15日に新型コロナウイルスの安全衛生プロトコル入りとなったワシントン・ウィザーズのブラッドリー・ビール、クリーブランド・キャバリアーズのケビン・ラブが出場断念となり、代わりにサンアントニオ・スパーズのケルドン・ジョンソン、デンバー・ナゲッツのジャベール・マギーが代表入り。

 ラブはトレーニングキャンプから10日間過ごしていたものの、今季悩まされた右ふくらはぎのケガから完全復活できず。「私はアメリカ代表として東京へ向かうことができず、非常にがっかりしています。ですが、オリンピックレベルでは最高のパフォーマンスで戦う必要があり、私はそのレベルに達することができていませんでした」と代理人の声明文の中でコメントしている。

 代役として加わったジョンソンは、NBAキャリア2シーズン目を終えたばかりの21歳で、今大会のロースターでは最年少。196センチ99キロのフォワードは、アメリカ代表の練習相手として発表されたセレクトチームの一員としてキャンプへ参加してきた。

 アメリカ代表の指揮官は、スパーズのグレッグ・ポポヴィッチHC(ヘッドコーチ)であり、NBAファイナルでプレーしているデビン・ブッカー(フェニックス・サンズ)、クリス・ミドルトンドリュー・ホリデー(共にミルウォーキー・バックス)に代わり、エキシビジョンゲームにも出場しており、フィジカルの強さを活かしてビッグマン相手にも奮戦。

 一方のマギーは、今年3月に発表されたアメリカ代表の最終候補57名にリストアップされていたベテラン。213センチ122キロのビッグマンは今季、キャブズとナゲッツでプレーし、計46試合の出場で平均14.7分7.3得点5.2リバウンド1.2ブロックをマーク。

 オリンピックでプレーするのはもちろん初なのだが、マギーの母パメラは1984年のロサンゼルス・オリンピックでアメリカ代表の女子バスケットボールで金メダルを獲得した経験を持つ。

 今大会のロースターには7フッター(213センチ以上)の選手がいなかっただけに、マギーの高さと長さ、ブロックショットの能力はライバルたちに競り勝つうえでポイントとなるかもしれない。

 なお、マギーはケビン・デュラント(ブルックリン・ネッツ)、ドレイモンド・グリーン(ゴールデンステイト・ウォリアーズ)と2シーズン共にウォリアーズでプレーした実績があり、いずれのシーズンも優勝。ウォリアーズの指揮官スティーブ・カーは、アメリカ代表のアシスタントコーチを務めていることも抜擢された要因の1つになったのではないだろうか。

 アメリカ代表は、17日のオーストラリア代表戦がキャンセルとなっており、19日のスペイン代表戦がオリンピック本戦前最後のエキシビジョンゲームとなる。

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