2021.07.31

デュラントが練習中の代表指揮官について「ポップは僕らを試してくる」

アメリカ代表の一員としてプレーするデュラント[写真]=Getty Images
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ポポビッチHCの魅力についてデュラントが語る

 東京オリンピック バスケットボール男子の予選ラウンドを戦っているアメリカ代表は、今大会を制してオリンピック4連覇を目指している。エキシビションゲームではナイジェリアとオーストラリアに敗戦し、予選の初戦ではフランスにも敗北と黒星が目立った。だが続くイラン戦では120-66と勝利したために、ここから勢いに乗っていきたいところだ。

 予選ラウンド第3試合、チェコとのゲームは7月31日の午後9時から行われる予定で、アメリカ代表が決勝リーグへと駒を進めるうえで必ず勝たなければならない戦いとなる。決して気は抜けない試合になるが、ケビン・デュラント(ブルックリン・ネッツ)によれば、大会期間中の練習では充実した時間を過ごせているようだ。『Fadeaway World』が報じている。

 代表の指揮官を務めるのはグレッグ・ポポビッチHC。NBAでは1996年からサンアントニオ・スパーズを指揮しており、5回の優勝を誇る大ベテランのコーチだ。その威厳は国際大会でも変わらない様子で、デュラントはポポビッチHCの厳しい練習について「ポップは毎日僕らにチャレンジしてくる。精神を追い詰み、試合のIQを試し、フィジカルにも訴えかけてくるんだ」と、語っている。

 だが一方で選手とは食事を楽しみ、冗談も口にすることで有名な同HC。「練習は熾烈を極めるよ。けれどジョークを言うことも好きみたいだね」とデュラントは述べており、スパルタな一方でポポビッチHCのユニークさに関しても言及した。

 アメリカ代表は予選ラウンドでフランスに敗れたが、オリンピックで黒星を喫したのは2004年のアテネオリンピック以来の出来事となった。同大会では銅メダルで終わっており、この東京オリンピックでも金メダル獲得に黄色信号が出ている。しかし名将ポポビッチHCの手腕で、アメリカ代表のケミストリーが高まっていくことに期待したい。

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