2021.08.22

キャリア16年目を迎える司令塔ラジョン・ロンドは開幕までにグリズリーズから解雇か?

今夏クリッパーズからグリズリーズへ移籍したロンド[写真]=Getty Images
バスケ情報専門サイト

 8月21日(現地時間20日、日付は以下同)。NBAは2021-22レギュラーシーズンの全日程を発表し、各チームは9月末からスタートするトレーニングキャンプに向けてロースターを形成していくこととなる。

 トレーニングキャンプでは各チーム最大20名のロースターを抱えることができるのだが、そのうち数人はキャンプ契約と呼ばれる無保証契約で、契約下にいる選手ならびに2ウェイ契約の選手たちは限られてくる。レギュラーシーズン開幕時、各チームは15名の本契約、2ウェイ契約2名の計17選手で迎えるため、今後はフリーエージェント(FA)との契約だけでなく、ロースター過剰によるトレードやウェイブというケースも出てくるだろう。

 なかでも昨季プレーオフへ進出したメンフィス・グリズリーズは、今夏のFA戦線で複数回のトレードを断行したことでロースターの整備が必須。地元メディア『Daily Memphian』へ20日に掲載された記事では、ラジョン・ロンドとサム・メリルは今季グリズリーズではプレーしないだろうと見ている。

 ロンドはロサンゼルス・クリッパーズとのトレード、メリルについてはグレイソン・アレンとのトレードでミルウォーキー・バックスから獲得したガードなのだが、グリズリーズにはジャ・モラントディロン・ブルックス、タイアス・ジョーンズ、ディアンソニー・メルトン、デズモンド・ベインがいるため、今後トレードあるいはウェイブされて退団する見込みのようだ。

 特にロンドはキャリア15年を誇るベテラン司令塔で、2度の優勝経験に加えて4度のオールスター、4度のオールディフェンシブチームに選ばれた実績があり、3度のアシスト王にも輝いた経験豊富なベテラン。

 プレーメイカーを求めるチームであれば、獲得に関心を示したとしてもおかしくないだけに、35歳のポイントガードが今季どのチームでプレーするのかは気になるところだ。

ラジョン・ロンドの関連記事