2022.02.26
9月1日(現地時間8月31日、日付は以下同)。ロサンゼルス・レイカーズは31日に契約を結んだラジョン・ロンドの入団会見を行なった。
昨季ロンドはフリーエージェント(FA)としてアトランタ・ホークスと契約を結ぶも、シーズン途中のトレードでロサンゼルス・クリッパーズへ移籍。チーム史上初のカンファレンス・ファイナル進出に貢献したものの、8月17日にメンフィス・グリズリーズへトレードされ、29日にウェイブされており、48時間を経て制限なしFAとなって2シーズンぶりのレイカーズ復帰に。
これまでのキャリア15シーズンで、35歳のベテランポイントガードは4度のオールスターとオールディフェンシブチーム選出に加え、2012年にはオールNBAサードチームにも選ばれた実力者。
昨季は計45試合(うち先発は3試合)の出場に終わるも、平均17.1分5.4得点2.4リバウンド4.4アシストを残し、3ポイント成功率はキャリアベストの40.4パーセント(平均0.8本成功)をマーク。
ボストン・セルティックスで08年に、レイカーズで20年に優勝を経験した司令塔は、特に20年のプレーオフで平均24.7分8.9得点4.3リバウンド6.6アシスト1.4スティールに3ポイント成功率40.0パーセント(平均1.3本成功)と、ベントスタートで重要な役割を担ってきた。
35歳のロンド加入により、今季のレイカーズは37歳のカーメロ・アンソニー、36歳のレブロン・ジェームズ、マルク・ガソル、トレバー・アリーザ、35歳のドワイト・ハワードと、リーグの歴史上で見ても一際高齢なチームとなったのだが、ロンドは意に介さずにこう語っていた。
「賢さというのは、王座を勝ち取るうえでカギになるのは明白だ。このチームにはその賢さが豊富で、年齢と経験をコートへ持ち込むことができるのは間違いないね。それに僕はチーム最年長でないことにワクワクしている。今からほんの2か月前、僕は(クリッパーズで)最年長だったけど、今は若い部類に入るのさ」。
レイカーズは今夏、ラッセル・ウェストブルックを大型トレードで獲得したこともあり、ロースターが激変。20年の優勝メンバーはレブロン、アンソニー・デイビス、ハワード、テイレン・ホルトン・タッカーの4選手のみ。
それでも、このチームにはベテラン陣だけでなくホルトン・タッカーやケンドリック・ナン、マリーク・モンクといった若手もおり、リーグ全体を見渡してみてもスーパーチームと言っていい布陣であり、ロンドが入ったことで拍車がかかったことは言うまでもない。
そしてロンドは「僕らは(優勝)パレードをしていない。王者になって1年以上も経過しているのにね。だからこそ、僕らはまた優勝したいんだ。当然、僕はLAでパレードがしたい。このスペシャルなチームならできるさ」と意気込む。
レイカーズで自身3度目の優勝を目指すロンド。百戦錬磨のベテラン軍団の中でも、この男のプレーメイクは目を見張るものがあるだけに、ベンチからチームメートたちを巧みに操ることができるのではないだろうか。
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