2021.12.01
11月25日(現地時間24日)、トロント・ラプターズはアウェーでメンフィス・グリズリーズと対戦。試合開始前に、ラプターズのニック・ナースヘッドコーチより渡邊雄太の今シーズン初出場が発表され、注目の集まる試合となった。
試合が始まると、ラプターズはパスカル・シアカムの3ポイントシュートが初得点に。そこからは残り約6分半まで互角の展開が続くが、デズモンド・ベインに連続得点を許し、一時は11点差まで開く場面も。だがタイムアウトでしっかり立て直し、最後はスコッティ・バーンズがブザービーターで3点を追加。25-32で最初のクォーターを終える。
続く第2クォーター、開始2分でついに渡邊が登場。タイアス・ジョーンズのレイアップをブロックすると、今度はフリースローで今シーズン初得点を決める。スティールも2回成功と好守備を見せ、残り4分でベンチに戻った。このまま点差を詰めたいラプターズだったが、ジャ・モラントを止めきれず59-71と点差を広げられ試合は後半へ。
迎えた第3クォーター、シアカムとプレシャス・アチウワが積極的なオフェンスを仕掛けると、開始5分にバーンズがアリウープダンクを決め76-76の同点に。残り約3分半で渡邊がコートに戻されると、残り6秒で3ポイントシュートのチャンス。惜しくも外すが、献身的な守備で91-92と1点差まで詰め寄るラプターズに貢献した。
第4クォーターもコートに残る渡邊は再びスティールに成功し、開始4分でシアカムと交代でベンチへ。試合が動いたのは残り約6分、ギャリー・トレントJr.が3ポイントシュートを沈めると、シアカムとフレッド・バンブリートが畳みかける。ここで点差を一気に話したラプターズが、126-113で勝利を収めた。
敵地で勝利したラプターズは、トレントJr.が26得点4アシスト、バンブリートが23得点6リバウンド7アシスト、バーンズが17得点9リバウンドをマーク。シアカムとアチウワも含め、スターターの5名が全員2ケタ得点と主力がチームを引っ張った。
今シーズン初試合を白星で飾った渡邊は、13分の出場で3得点3リバウンド2スティール2ブロックを記録。3ポイントシュートやレイアップは決め切ることができなかったが、復帰戦ながらディフェンスで大きくチームを助けた。
ホームでの敗北となってしまったグリズリーズは、モラントの23得点6リバウンド9アシストを筆頭に計6名が2ケタ得点を記録。しかし後半で得点が伸び悩み、勝利には届かなかった。
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