2021.12.31

復帰したエースがウィザーズを勝利に導く「みんなが駆け寄ってハグしてくれたんだ」

約2週間ぶりの復帰となったビール/写真は12月17日(現地16日)のサンズ戦のもの[写真]=Getty Images
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 12月31日(現地時間30日)、八村塁が所属するワシントン・ウィザーズは、クリーブランド・キャバリアーズとホームで対戦。7点リードで迎えた第3クォーターにキャブスを突き放し、ウィザーズが110-93で勝利を飾った。

 ウィザーズのブラッドリー・ビールケンテイビアス・コルドウェル・ポープが試合後に行った会見の模様を、クラブ公式Twitterが動画で伝えている。

 新型コロナウイルスの安全衛生プロトコルにより19日(現地18日)のユタ・ジャズ戦以来の出場となったビールは、29得点6リバウンド10アシストをマークし、エースとしてチームをけん引。さらに、カイル・クーズマが25得点10リバウンドを挙げると、ビール同様にジャズ戦以来の出場となったポープは4本の3ポイントを沈め、12得点4アシスト2スティールを記録した。

 戦線復帰を果たしたビールは、「コートに立って、ボールに触れて、走り回れたことがうれしい」と語り、約2週間ぶりのプレーを楽しんだ。「幸い、自宅にトレーニング施設があるので、コンディションを保つことができたよ」と話し、試合序盤にこそ若干の息切れもあったというが、ホームのファンの前で、エースとして輝きを放った。

 同様に自宅のトレーニング器具で、コンディションを保ったと話すポープは「(隔離中は)一人ぼっちで、家の地下室にこもっていたよ。でも、たくさん睡眠をとって体を休めることができた」とコメント。

「今日、僕たちが戻ったてきたとき、みんなが駆け寄ってハグしてくれたんだ。まるで僕らがずっといなかったかのようだったよ」とビールはチームと合流した場面について笑顔で語る。隔離期間中には寂しい思いをすることもあったかもしれないが、ウィザーズのチームメートはそんな2人を温かく迎えたようだ。

 18勝17敗でイースタン・カンファレンス8位につけるウィザーズは、現在もスペンサー・ディンウィディーモントレズ・ハレルなど、複数の選手を安全衛生プロトコルにより欠く。それでもエースが復帰を果たし、2021年を勝利で締めくくった。八村の動向含めて、2022年も目が離せない。

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