2022.01.22
1月16日(現地時間15日、日付は以下同)に行なわれたデンバー・ナゲッツ戦で、ロサンゼルス・レイカーズが37点差という屈辱的な大敗を喫したことで、レジェンドのアービン“マジック”ジョンソン(元レイカーズ)は「レイカーズファンの我々は、全力を出し切った末の敗戦なら受け入れられる。だが努力が欠けているし、緊迫感も感じられない」とツイート。
3連敗となったレイカーズは、ラッセル・ウェストブルックが「俺が反応することはない。この世界では、誰にだって自分の意見を持つ権利があるからな」とコメントしたものの、レブロン・ジェームズが公の場でこの件について口にすることはなかった。
そうして迎えた18日のユタ・ジャズ戦。レブロンは25得点7リバウンド7アシストでチームを引っ張り、ウェスタン・カンファレンス4位のチーム相手に101-95で勝利。
レイカーズは先発にドワイト・ハワードを起用したものの、プレータイムは21分45秒のみ。それ以外の時間帯ではレブロンやスタンリー・ジョンソンがルディ・ゴベアを相手にし、スモールラインナップで戦ったことが奏功した。
「俺は皆が成功できるようなポジションへと置こうとしていただけ。ゲームがどう進んでいくかを読んで、オフェンスではこれが成功すると分かっていたのさ。このチームの皆がいい働きをしてくれた。それにスタンリーが重要な時間で活躍してくれた」。
レイカーズはこの試合で、レブロンのほかにウェストブルックが15得点8リバウンド、ジョンソンが15得点5リバウンド2ブロック、マリーク・モンクが14得点7リバウンド、テイレン・ホルトン・タッカーが11得点と、計5選手が2ケタ得点を奪取。
「このチームの努力とエナジーは、デンバー戦やメンフィス(グリズリーズ)との後半、その他のゲームで十分なものではなかった。自分たちが持つ能力を駆使してプレーしきれていなかった。このチームのリーダーとして、俺はこの責任を背負う。そのことをレイカー・ネイションの皆へ知ってほしい」。
レブロンはジャズ戦後にそう語り、チームをまとめ上げていくことを明言。これはマジックのツイートに対するレブロンなりのレスポンスと受け取っていいだろう。
ウェストは今季も混戦で、5位のダラス・マーベリックス(25勝19敗)から9位のミネソタ・ティンバーウルブズ(21勝22敗)まで、5チームが3.5ゲーム差以内でひしめき合っている。
「今日俺たちが見せたやり方は大好きだ」と手ごたえをつかんだレブロン率いるウェスト7位のレイカーズが、今後順位を上げていくことができるのかは必見だ。
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