2022.02.23

2月にリーグベストの平均36.3得点を残すドンチッチ…オーナーが語った好調の要因とは?

2月に入って絶好調のドンチッチ[写真]=Getty Images
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 2月21日(現地時間20日、日付は以下同)に行なわれた今年のオールスターゲームで、ルカ・ドンチッチダラス・マーベリックス)は、8得点3アシストを残して「TEAMレブロン」の勝利に貢献した。

 オールスターではあまり目立たなかったものの、キャリア4シーズン目の22歳は、平均27.5得点9.2リバウンド9.0アシスト1.1スティールと、今季も平均トリプルダブル級の個人成績でマブスをけん引。

 ただ、昨夏の東京オリンピック後に休暇を取った際に「ちょっと休みすぎた」と本人が漏らしたように、昨年12月上旬にはコンディション不良がささやかれていた。

 17日に地元メディア『Dallas Morning News』へ掲載された記事のなかで、ドンチッチはシーズン中に減量したことを明かしており、「鶏肉と米、野菜が一番だね。僕はあまり魚を食べないんだ。だからなるべく身体にいいものを食べるようにしている。それが今ここにいられるカギになった」と話していた。

 その甲斐もあって、ドンチッチは2月に入って絶好調。8試合の出場でリーグトップの平均36.3得点に加えて10.6リバウンド9.4アシスト1.0スティールを残しており、フィールドゴール成功率46.9パーセント、3ポイント成功率でも43.0パーセントと大暴れを見せている。

 マブスが誇るスーパースターの大活躍の要因について、マーク・キューバン オーナーは23日に『1310 The Ticket』へ出演した際に「彼はちょっとばかり謙虚になったんだと思う。彼は体重などについてとやかく言われることを好んでいなかった。それがようやく自制すべきレベルに達し、(変えなければならない)必要に迫られたんだと思うね」と話している。

 ドンチッチは今季前半に、足首を痛めたり、新型コロナウイルスの安全衛生プロトコル入りなどで欠場していたものの、1月10日以降は全試合出場を続けており、状況は好転。この男の活躍もあり、マブスはウェスタン・カンファレンス5位の35勝24敗と、プレーオフ出場圏内の好位置でオールスターブレイクを迎えている。

「彼は何をすべきか分かっている。それ(体重やコンディションに対する批判など)が彼をベストな選手となるべく、コントロールしなければいけないと思わせたのさ。彼がそういったことを管理できるようになれば、アンストッパブルになるのさ」。

 はたして、キューバン オーナーが話したように、ドンチッチはオールスターブレイク明けも驚異的なパフォーマンスを続けることができるのか。マブスの成功のカギを、この男が握っていることは間違いない。

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